TBSの7月期日曜劇場にて放送される『この世界の片隅に』。ヒロイン・すず役を松本穂香、その夫・周作役を松坂桃李が演じるほか、尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友の出演が明らかになっていたが、新たに追加キャストが発表された。
主人公すずと奇妙な友情を育むことになる遊郭の遊女・白木リン役には二階堂ふみ。すずの幼馴染で、淡い初恋の相手である水原哲役には村上虹郎。不器用なすずの優しさを誰よりも理解し、陰ながら見守り続ける祖母・森田イト役には宮本信子が決定。
さらに、すずの母・浦野キセノ役として仙道敦子、すずの父・浦野十郎役としてお笑いタレントのドロンズ石本、すずが嫁いだ北條家の隣に住む刈谷幸子(伊藤)の母で、主婦仲間のリーダー的存在である刈谷タキ役として木野花、北條家の近くに住む堂本志野(土村)の祖父・堂本安次郎役として塩見三省、幼少期のすず役として新井美羽、周作の姉・径子(尾野)の娘・晴美役として稲垣来泉が出演する。
出演決定にあたり、二階堂、村上、宮本よりコメントが届いている。
◆二階堂ふみ
生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私たちと同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。
◆村上虹郎
都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。劇中で幾度と鳴る空襲警報に子どもが「警報飽きた〜」と言うんです。その言葉がずっと脳裏に残っています。こんな素晴らしい作品をよりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとても嬉しいです。ご期待ください。
◆宮本信子
この原作は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その"なり"を芝居に活かしていきたいです。すずを演じる松本穂香さんは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです。
日曜劇場『この世界の片隅に』は、TBSにて2018年7月より毎週日曜夜9:00から放送予定。
(C)TBS
- 1