元祖・学園ドラマと第一次黄金期
今年1月、俳優の夏木陽介さんが腎細胞がんのため亡くなられた。享年81。2009年に軽い脳梗塞を起こすなど、この10年ほどは病との付き合いが続いたという。改めてご冥福をお祈りします。
さて――その訃報を伝えるニュースで、夏木さんの代表作の一つとして挙げられていたのが、1965年から1966年にかけて放映されたドラマ『青春とはなんだ』(日本テレビ系)である。元々は東宝の映画スターで、黒澤明監督の『用心棒』にも出演された夏木さん。だが、やはり印象深いのはテレビドラマでのご活躍だ。中でも主演を務めた同ドラマは、元祖・学園ドラマと言われ、その"ひな形"とされる歴史的作品である。新任の型破りな熱血教師、受け持つクラスは落ちこぼれの吹き溜まり、同僚のマドンナ教師、人のいい校長、陰湿な教頭とその太鼓持ち、廃部寸前の運動部、献身的なマネージャー、スポーツを通じて更生される生徒たち――ほら、お馴染みのパターンでしょ。
原作は石原慎太郎の同名小説である。当時の石原さんはまだ政治家になる前で、芥川賞を受賞した『太陽の季節』のイメージのまま、既存の体制や伝統的な価値観に反発するヤンチャな青年作家だった。同ドラマの主人公・野々村は、いわば若き石原さん自身だ。もっとも、その小説も先のキャラクター設定を見るに、元ネタは夏目漱石の『坊っちゃん』を彷彿とさせる。ということは、今日の学園ドラマの大本の元ネタは漱石ということになる。そう、優れたドラマは旧作へのリスペクトから生まれる。
ドラマ『青春とはなんだ』は、日曜夜8時の枠で1年間放映され、大人気を博した。そして以後、同枠は途中休止を挟みながら、1974年の中村雅俊さん主演の『われら青春!』に至るまで一連の青春学園シリーズが作られた。この時期が学園ドラマの「第一次黄金期」と言えよう。
"若者のテレビ離れ"の正体
――と、少々前置きが長くなったが、本コラムは「学園ドラマの歴史」である。なぜ、このネタを扱ったかと言うと、近年、テレビ界では"若者のテレビ離れ"なる言葉をよく耳にする。視聴率低下の原因は、若者世代がテレビをあまり見てくれないから、と。だが、僕はそれに異を唱えたい。逆じゃないだろうか。本当は"テレビの若者離れ"じゃないだろうか。
実際、今やプライムタイムの連ドラは、刑事ドラマや医療ドラマが主流である。主演を務める俳優も30代から40代が多い。気がつけば、若者向けの等身大のドラマは数えるほど。中でも10代の俳優が多数出演する学園ドラマは希少価値である。そんな状況で、若者たちにドラマを見てほしいと言うのは、少々虫が良すぎやしないだろうか。
興味深い話がある。ラジオの世界に、中高生に絶大な人気を誇る『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)なる番組がある。2005年にスタートして、もう13年も続いている。しかし、それ以前のラジオ界は"若者のラジオ離れ"に頭を悩ませていたという。同番組の生みの親であり、総合プロデューサーの森田太さんは、番組を立ち上げた経緯をこう語る。
「若い子がラジオから離れている理由を考えてみたら、聴かなくなったのではなく、実は聴く番組がないだけだということに気づいたんです」
――目から鱗である。テレビの世界も同じことが言えないだろうか。若い人たちがテレビを見なくなったのではなく、彼らが見たいドラマがないだけじゃないだろうか。
そんなワケで、本コラムでは、かつて若者たちが熱中した「学園ドラマ」に焦点を当てつつ、どうしたら再び彼らにテレビテレビを見てもらえるか、その展望を探りたいと思う。
学園ドラマの金字塔から第二次黄金期へ
さて、前述の『青春とはなんだ』から始まった学園ドラマの「第一次黄金期」は1974年の『われら青春!』で一旦幕を下ろす。しかし、その5年後――学園ドラマは再びブームを巻き起こす。1979年スタートの『3年B組金八先生』(TBS系)である。
ご存知、武田鉄矢さん扮する国語教師・坂本金八が繰り広げる学園ドラマの金字塔。原作・脚本は小山内美江子さん。綿密な取材に基づくリアリティあるエピソードが肝で、中でも「十五歳の母」の回は大反響を呼んだ。生徒役の中から田原俊彦・近藤真彦・野村義男の"たのきんトリオ"や三原順子(現・じゅん子)といったスターを輩出し、最終回は日本の連ドラTOP10に入る驚異の高視聴率を記録した。
同ドラマが、先の「第一次黄金期」の学園ドラマと違うのは、金八先生は生徒とスポーツではなく、"言葉"で向き合ったこと。しかも、演じた武田さんの風采はあの通り。典型的な二枚目教師を演じた夏木陽介さんや中村雅俊さんとは対極にある。だが――それがよかった。当時、全国の中学では校内暴力が吹き荒れ、荒れる生徒たちには剛より柔、人間味あふれる金八先生が求められたのだ。
ドラマは好評を博し、最終的に全8シリーズまで作られた。中でも人気が高いのが、シリーズ歴代最高の平均視聴率を誇る第2シリーズ(1980年10月~1981年3月)である。直江喜一演ずる加藤優や、沖田浩之演ずる松浦悟ら"腐ったミカン"が印象的なあのシリーズだ。最終回の一つ前、中島みゆきの「世情」が流れる中、加藤や松浦らが逮捕・連行されるシーンはドラマ史に残る名場面として今でも語り継がれる。演出はTBSの至宝・生野慈朗である。
そんな風に『金八先生』が火を着けたTBSの金曜8時枠は、1980年代半ばにかけて『新八先生』や『仙八先生』などの派生作品や、田村正和さんが初めてコメディに挑んだ『うちの子にかぎって・・・』などの数々の学園ドラマを生みだした。共通するのは、人間味あふれるリアルな教師像。それら一連の作品は、さしずめ学園ドラマの「第二次黄金期」と言えよう。
90年代を飾った異端と正統派
さて、バブル時代を挟んで、しばらく学園ドラマは鳴りを潜めるが、1993年、それまでの常識を打ち破る、異端の学園ドラマが登場する。『高校教師』(TBS系)である。脚本・野島伸司、チーフ演出・鴨下信一。禁断の教師と生徒の恋愛を描いたほか、近親相姦やレイプ、同性愛など、数々のタブーに挑んだ意欲作。フジテレビで脚本家デビューした野島さんが初めて他局で書いた作品でもあり、随所に才能がほとばしっていた。主題歌に起用された森田童子の「ぼくたちの失敗」も物語の世界観を醸成した。
主演の教師役に真田広之さん。かつて所属したJACで築いたアクション俳優のイメージを払拭するナイーブな演技が評判を呼び、人気を博した。ヒロインの女生徒役に桜井幸子さん。少女とミステリアスが同居する難しい役どころを見事に演じ、その小悪魔な魅力で彼女もブレイクする。最終回は2人の逃避行が描かれ、そのラストシーンの解釈は多くの議論を呼んだ。僕は今もって、ドラマ史上に残る最高のラストシーンだと思う。
一方、1996年には、これ以上ない正統派学園ドラマが登場する。『白線流し』(フジテレビ系)である。主題歌にスピッツの「空も飛べるはず」が起用され、そのピュアなイメージがドラマと相乗効果となり、大ヒット。
ドラマ化のきっかけは、フジのドキュメンタリーの神様といわれた横山隆晴プロデューサーが制作した一本の番組だった。飛騨高山の高校に伝わる卒業式の行事"白線流し"を記録したもの。局を横断して企画が実るのはフジテレビらしい。
物語は、長野の松本市の高校を舞台に、長瀬智也演ずる定時制に通う青年と、酒井美紀ら高校3年生たちが織りなす青春群像劇。ロケ地となった松商学園の古い校舎や、古都の面影を残す松本の街並みなど、情緒豊かな風景も印象的だった。
平均視聴率は二桁そこそこと、決して高くはなかったが、その後シリーズ化されて5本のスペシャルを放映。いずれもレギュラー放送時を上回る高視聴率を獲得し、ドラマ作りにおける大切なものを教えてくれた。
ニつの原点回帰『GTO』と『ごくせん』
1990年代終わりから2000年代初めにかけて、二つの大ヒット学園ドラマが登場する。『GTO』(フジテレビ系)と『ごくせん』(日本テレビ系)である。興味深いのは、両ドラマとも現代を舞台にしつつも、そのフォーマットは昔ながらの学園ドラマに回帰したこと。
まず、1998年の『GTO』だ。主演の反町隆史さん演ずる新任教師の鬼塚は、暴走族の元リーダーという型破りキャラ。同僚のマドンナ教師に松嶋菜々子さん。当初、喧嘩の絶えなかった2人が終盤、結ばれるのは定型通りである。中尾彬さん演ずる腹黒な教頭に、白川由美さん演ずる人のいい校長、近藤芳正さん演ずる太鼓持ち――主要な教師たちのキャラも『坊っちゃん』『青春とはなんだ』から連なる王道のフォーマットだ。
さらに、主人公・鬼塚が受け持つクラスが問題児ばかりで、でも根は素直な連中で、鬼塚の本気マインドが彼らを更生へと導くプロセスもパターン通りである。同ドラマは視聴率が右肩上がりで推移。ラスト3回は30%を超え、大ヒットとなった。
一方、2002年の『ごくせん』も定型のフォーマットだった。主演の仲間由紀恵さん演ずる新任教師・ヤンクミは、任侠一家の跡取りという型破りキャラ。共演に、生瀬勝久さん演じる天敵の教頭に、斉藤暁さん演じるその腰巾着、田山涼成さん演じる人のいい校長と、ここでも定型キャラが並ぶ。さらに、ヤンクミの受け持つクラスも不良男子の吹き溜まりで、彼女の真っすぐなマインドに、やがて彼らが更生していくお決まりのパターンだった。視聴率は平均10%台後半と健闘し、続く第2・第3シリーズは更に上げて平均20%台と、大ヒットシリーズとなったのは承知の通りである。
さて、『ごくせん』を語る際に、もう一つ忘れてはならないことがある。それは――男子校ゆえの"イケメン選抜"だ。もちろん、過去の学園ドラマでも生徒役にイケメンが起用された例は多々あるが、あくまで彼らはクラスの中の一生徒だった。それが『ごくせん』では、他の生徒より目立つポジションを与えられたのだ。いわば選抜枠である。
第1シリーズでは、松本潤さん、小栗旬さん、石垣佑磨さん、成宮寛貴さんの4人がそう。選抜枠ではないが、松山ケンイチさんと上地雄輔さんも生徒役だった。今見ると、豪華なメンツである。第2シリーズも、亀梨和也さんに赤西仁さん、速水もこみちさん、小池徹平さん、小出恵介さんが選抜枠で、枠外に水嶋ヒロさんと高良健吾さんと、今や売れっ子たちが並んだ。第3シリーズもしかりである。『ごくせん』の高視聴率に、彼ら"イケメン選抜"の存在が少なからず寄与したことは言うまでもない。
そして学園ドラマは、これを機に"イケメン時代"へと突入する。学園ドラマの「第三次黄金期」の幕開けである。
学園ドラマはイケメン時代へ
まず、『ごくせん』(第1シリーズ)の翌年の2003年、男子ばかりの水泳部のドラマが放映される。『WATER BOYS』(フジテレビ系)だ。2001年に公開された映画版の続編で、2年後の唯野高校水泳部のシンクロ同好会が描かれた。
主人公・勘九郎役に連ドラ初主演の山田孝之さん。他の部員に森山未來さんや瑛太さんら、総勢30名以上のウォーターボーイズが出演した。実際、彼らは1ヶ月もの合宿を経て、リアルにシンクロの演技を身に着けたという。ちなみに、部員の一人には、今をときめく星野源さんもいた。
そんなイケメンたちのがんばりもあり、同ドラマは平均二桁とスマッシュヒット。翌2004年にはパート2も作られ、こちらも好評を博した。
そして時代は2005年を迎え、イケメンドラマの真打とも言える、あの作品が登場する。『花より男子』(TBS系)である。
原作・神尾葉子。日本一売れた少女コミックであり、過去にアニメ化、実写映画化、台湾でドラマ化されるなど、既にヒットコンテンツとしての実績は十分だったが、日本における連ドラ化はこの時が初めてだった。
物語は、名門の子弟が在籍する英徳学園高校を舞台に、中流家庭出身の主人公・牧野つくしが入学したところから始まる。壮絶な差別やイジメを受けつつも、やがて学園を牛耳る「F4」のリーダー・道明寺司と結ばれるラブストーリーだ。
主人公つくし役に井上真央さん。F4に――道明寺司役の松本潤さん、花沢類役の小栗旬さん、西門総二郎役の松田翔太さん、美作あきら役の阿部力さんのイケメン4人衆。さらに、道明寺の姉の椿役に松嶋菜々子さんという強力布陣だった。
ドラマは、起伏のあるストーリーに、時おり入るコメディの要素も支持され、平均視聴率は20%弱と大ヒット。2007年には続編となる『花より男子2(リターンズ)』も作られ、こちらも平均20%を超える連続ヒット。この2007年はフジテレビでも『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』が放映され、平均20%を超える。ここに、イケメン学園ドラマは最盛期を迎えたのである。
異色作『野ブタ。をプロデュース』
そんな中、一つの異色作も生まれる。少し時間を巻き戻して、『花より男子』と同じクールの2005年10月――日本テレビ系で放映された『野ブタ。をプロデュース』がそう。
原作は白岩玄の同名小説である。文藝賞を受賞し、芥川賞の候補にもなった同作を奇才・木皿泉が脚色した。制作サイドの意向を受け、原作では男子だった「野ブタ」を女子に変更し、ドラマ版のオリジナルキャラも創作し、バッドエンドからハッピーエンドに改訂された。
同ドラマは、亀梨和也さんと山下智久さんのW主演である。原作にある修二を亀梨さんが演じ、オリジナルの彰を山下さんが演じた。ヒロイン信子の役は堀北真希さんである。
物語は、世渡り上手の人気者の修二と、大らかでマイペースの彰が、いじめられっ子の転校生・信子(野ブタ)をプロデュースするところから始まる。その甲斐あって信子はやがてクラスに受け入れられるが、今度は、それと反比例するかのように、世渡り上手の修二のほうが、本当の自分が見えなくなる。さすがは奇才・木皿泉。学園ドラマながら、人生の示唆に富んだ深い物語が展開された。
平均視聴率は15%超えと健闘し、ドラマのユニット"修二と彰"が歌った主題歌「青春アミーゴ」も大ヒット。2005年を代表するドラマの一つになった。

第三次黄金期の終焉
思えば――2002年の『ごくせん』に始まった学園ドラマの「第三次黄金期」は、イケメン路線と共に『花より男子』で一つの頂点を見た。そして、これから紹介するドラマによって一旦終着点を迎える。
2008年の『ROOKIES』(TBS系)である。週刊ジャンプの森田まさのりの人気マンガを企画・石丸彰彦、脚本・いずみ吉紘、チーフ演出・平川雄一朗の強力座組でドラマ化したもの。主演は、かねてより原作の大ファンで、主人公・川藤を熱望していた佐藤隆太さんが起用され、彼のライフワークとなった。
物語のフォーマットは、いわゆる学園ドラマの王道である。新人教師・川藤幸一が赴任した二子玉川学園高校(ニコガク)には活動停止中の野球部があり、不良たちの溜まり場と化していた。そこへ、野球の「や」の字も知らない川藤が自ら顧問となり、熱意とマインドで部員たちを更生し、やがて夢の甲子園へ導くというもの。
野球部員に、市原隼人さん、小出恵介さん、城田優さん、中尾明慶さん、高岡蒼甫さん、桐谷健太さん、佐藤健さん――と見事にイケメンたちが並ぶ。主題歌はGReeeeNの「キセキ」。その相乗効果もあり、ドラマは回を追うごとに盛り上がり、最終回は19.5%。その勢いで翌年、映画も公開され、その年の興行収入第1位となった。
さて、学園ドラマの「第三次黄金期」は、この2009年で一つの区切りを迎える。2010年以降、学園ドラマは急速にその数を減らし、代わって"若者のテレビ離れ"なる言葉が聞かれ始めたからである。
学園ドラマ暗黒期の一筋の光
2010年代、学園ドラマは暗黒期へと突入する。気が付けば、連ドラの世界は刑事ドラマと医療ドラマが氾濫し、若者たちの興味はテレビからスマホへ移っていた。一度離れた視聴習慣は、なかなか取り戻すのは難しい。
しかし、そんな中で一筋の光も見られた。
一つは、2011年にテレビ東京系で放映された『鈴木先生』である。主演・長谷川博己、メインライターは今をときめく古沢良太。教師の内面をモノローグで描く手法が評判を呼び、また何気ない中学校の日常――「席替え」や「給食」といったネタを掘り下げるストーリーや、平凡な女生徒ほど性体験が早いといったリアリティも視聴者に刺さった。同ドラマはその斬新な試みが評価され、ギャラクシー賞ほか数々のテレビ界の賞を受賞する。
もう一つは、2015年に放映された『表参道高校合唱部!』(TBS系)――通称"オモコー"である。 物語は、学園ドラマの王道ながら、新任の教師ではなく、主人公の転校生が廃部寸前の合唱部を立て直すために奮闘するのが新機軸だった。やがて、退廃的だった合唱部員は輝きを取り戻し、様々なトラブルを乗り越え、ある目的のために団結する――。
主演は、若手実力派と呼ばれる芳根京子さんだ。共演に、志尊淳さん、吉本実憂さん、森川葵さん、堀井新太さん、高杉真宙さん、萩原みのりさん、葵わかなさん――と、ここでも、そうそうたるメンツが並ぶ。そう、同ドラマは放映後に出演者たちがブレイクしたことでも注目される作品なのだ。
考えてみれば、次代を担う若手俳優を育てようとしたら、彼らの出演の機会を増やすのが一番である。だが、現状の連ドラの環境は、刑事ドラマや医療ドラマが幅を利かし、ベテランが多く出演する。なかなか若手俳優が食い込める余地が少ない。そんなことが続けば、俳優はますます高齢化し、新陳代謝は進まない。
やはり、学園ドラマなのだ。学園ドラマなら、多くの若手俳優を一度に投入できる。彼らの中から数年後にスターが生まれ、振り返って「あのドラマの出演者はスターばかりだ!」と驚かれたら、これほど作り手冥利に尽きることはない。
幸い、この4月クールから、TBS系の火曜10時枠で『花のち晴れ~花男 Next Season~』が始まった。久々の純粋な学園ドラマである。しかも、あの『花より男子』の続編で、舞台は再び英徳学園高等部。物語は、F4が卒業した10年後。父の会社が倒産して"隠れ庶民"になったヒロインと、学園を新たに支配する「C5」が織りなすラブストーリーだ。
主人公・江戸川音に杉咲花さん。共演の「C5」に、平野紫耀さん、濱田龍臣さん、今田美桜さん、鈴木仁さん、中田圭祐さん――。すでに売れっ子女優の杉咲さんはさておき、C5から新たにスターが誕生するか、今から楽しみである。
お願いがある。2年後にもう一度、本コラムを読み返してほしい。その時、「C5」ってスターばかりだ!と驚かれたら、『花のち晴れ』の勝ちである。
また、お会いしましょう。
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