『あなたには帰る家がある』中谷美紀らが○☓トークで語った本音

エンタテインメント

2018.04.06

2018年4月13日（金）夜10:00よりスタートする、中谷美紀主演のTBSドラマ『あなたには帰る家がある』。第1話の放送に先駆け、4月5日（木）には都内にて試写会＆トークイベントが行われ、主人公・佐藤真弓を演じる中谷美紀、真弓の夫・秀明役の玉木宏、モラハラ夫・茄子田太郎役のユースケ・サンタマリア、茄子田の妻で主婦として完璧な女性・綾子役の木村多江、秀明の会社の後輩・森永桃役の高橋メアリージュン、秀明の上司・竹田邦彦役の藤本敏史（FUJIWARA）がステージに登壇。ドラマの見どころや撮影裏話、夫婦にちなんだ"あるある"トークを繰り広げた。

開口一番、「賞味期限の切れた納豆を朝から食べて来た中谷美紀です（笑）。3～4日だったら納豆は腐らないかなと思って、真弓と同じように、賞味期限が切れたものでもついつい食べてしまいます。"行かず御家"と言われて久しいのですが、この作品で真弓という役を演じれば演じるほど、もともとなかった結婚願望がさらになくなっていきそうです」とコメントし、会場の笑いをさらった中谷。

その横で穏やかな微笑みを浮かべる夫役の玉木は「秀明を演じる上で、あまり能動的にならないようにというか･･･能動的になってしまうと本当に"悪い男"になってしまうと思うので、ちょっと真弓との夫婦生活に疲れて、たまたま綾子と出会い落とし穴に落ちてしまったような、そのサジ加減に気を付けながら演じています。納得いかない方もいるかと思いますが、いろんな顔があるドラマだと思うので、楽しみに観ていただければ幸いです」と役について語った。

本能のままに行動するモラハラ夫・茄子田太郎役のユースケは「本日は土砂降りの雨の中をようこそ（※そんなことはありませんでした）」とおどけてみせた後、「茄子田は男の嫌な部分を全て持った男として割り切って演じていますが、その"イヤだ味（み）"の中にキュートさをちょっと混ぜ込むことを目指しています。難しくてまだ出来ていませんが。今度、最後まで茄子田はイヤなヤツなのか、違う面も出て来るのか、ぜひ注目して欲しいなと思います」とキャラクターについてアピール。

その直後に「2話目で人を殺します！」と衝撃の告白をするも、即座に藤本から「いくらサスペンスでも、それはない！」とツッコミが。コントのようなやり取りに共演者も笑いを抑えきれない様子だった。

モラハラ夫に従順な妻・綾子を演じる木村は「今回も幸薄い系の役ですが、だんだん変化を起こしていく役なので、それを楽しみたいと思っています。現場ではユースケさんの冗談を聞き、また言ってるなと思いながら楽しく撮影をさせていただいています」と、おっとりした口調で癒し系オーラを漂わせた。

小悪魔女子・森永桃役の高橋は「今まで自分が通って来なかった道で･･･。(男性に対して)さり気ないボディタッチとかもしたことがないので、小悪魔女子を研究しながら私生活にも生かせるように勉強中です（笑）。今後、小悪魔な私を楽しんでいただけたらなと思います」とキュートな笑顔を見せ、早くも小悪魔の片鱗を見せた。

そして、連続ドラマへの本格的な出演が初となる藤本は「いきなりですけど、今日のイベントに僕いります？こんなそうそうたるメンバーに並ぶなんて、完全に賑やかし要員だし、俺だけ顔デカイし･･･」とボヤキつつも、「中谷さんに『演技、お上手ですね』と言っていただいたので、プロフィールに"中谷美紀も認めた演技力"と書こうと思います（笑）。登場シーンは少ないですが、皆さんにクスッと笑っていただけるような演技をしているので、よろしくお願いします！」とお茶目なコメントで場を和ませた。

また、ドラマ制作にあたり100人超の女性に「オンナの本音」をリサーチしているとあって、思わず笑ってしまうようなものから深刻なものまで、リアルな"夫婦あるある"が出て来るのもこのドラマの見どころ。その中から代表的な"あるある"がスクリーンに映し出され、観客も手にした○×パネルでキャストのトークに参加することに。

「夕食は何でもいいと言っていたのに、出したメニューに文句を言われるとイラッとする」には、会場のほど全員が○を掲げた。「家族に出来たての美味しい食事を食べてほしいから、揚げ物も最後に揚げるなど工夫しているのに、それを分かってもらえないと自分自身が否定されている気持ちになって切ないですよね」と同意する中谷。これにはユースケも「僕もつい言ってしまいがち。男ってバカだから」と、反省しきりだった。

逆に、男性の「捨てようとするとまだ使うと言うが、そういう物ほど使っているのを見たことがない」という"あるある"には「僕も収集癖がある方なので、集めているものを勝手に捨てられたりしたらイヤですね」と玉木が答える。一方、「私、すぐ捨てちゃう」と対象的な答えを出した木村。その見事な対比に、キャストからは笑いが起こっていた。

また「記念日や誕生日に高額なプレゼントをもらうとやましいことがあるのではと疑ってしまう」という"あるある"に「素直に喜ぶ顔がみたいだけなんですけどね」と愛妻家の顔をのぞかせる藤本だったが、中谷から「本当ですか？」とツッコまれ、藤本が「本当ですよ！」と焦る一幕も。

様々な"夫婦あるある"で盛り上がったイベントだったが、あっという間に終了時間となり、最後に中谷が「今日、第1話をご覧いただいて、おそらく玉木さん演じる秀明と木村さん演じる綾子のなまめかしいお姿に、きっとドキドキされたのではないでしょうか。この二人の道ならぬ恋の行方を楽しみにしていただきたいですし、それに伴って秀明と私が演じます真弓の夫婦関係、そして綾子とユースケさん演じる茄子田の夫婦関係がどのようにひび割れていくのか、楽しみにご覧いただきたいです。切ないお話ですが、ブラックコメディなので、きっと最後まで笑って見ていただけると思います」と挨拶し、イベントを終えた。