「スタートアップ」が未来を創る――。話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

2010年に創業したライフイズテックは中高生を対象に、スクールとキャンプの形でプログラミング教室を運営。これまでに25億円を調達し、年々成長している注目のスタートアップだ。楽しく学べるカリキュラムが売り物で、教材では米ディズニーとのコラボも実現。すでに人気アプリを開発した生徒も輩出している。水野雄介CEOが追求する「学びの体験」の重要性についてじっくり話を伺った。

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瀧口:さて今回の日経スタートアップX、ご一緒していただくのは神先孝裕さんです。神先さん、よろしくお願いします。

神先:よろしくお願いします。

瀧口:そして今回のゲストをご紹介します。ライフイズテックCEOの水野雄介さんです。よろしくお願いします。

水野:よろしくお願いします。

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瀧口:今回は中高生向けプログラミング教室「Life Is Tech!」の白金高輪本校にお邪魔しています。

神先:ここは学校なんですよね。

瀧口:学校っぽくないですよね。コーワーキングオフィスみたいな雰囲気ですね。

水野:そうですね。こちらを作る時にYahoo!さんやいろんなスタートアップさんの職場環境を見せていただきまして。中高生が5、6人座って大学生が付いて教えるという形でスクールやっているんですけど、みんなが教え合ったり学びの体験が上がりやすいような形でこういうオフィスにしました。

瀧口:なるほど。この円卓はそういう理由なんですね。

神先:おしゃれな空間ですね。

瀧口:そしてライフイズテックはスタートアップ業界では注目の会社ですよね。

神先:資金調達累計で25億ですか。業界では知らない人がいないというくらいの有名で素晴らしいスタートアップです。

瀧口:早速なんですが、ライフイズテックにプログラミングの基礎が学べる面白い教材があると伺ったので見せていただきたいと思いますが、どんな教材なんでしょうか。

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水野:こちらです。ディズニーさんと組ませていただいて作った『テクノロジア魔法学校』というプログラミングの教材を体験していただきたいと思います。

神先:こちらのカバーだけでテンション上がりますね。

瀧口:ワクワクしますね。ディズニーとコラボなんですね。

水野:作るのに2、3年かかりましたね。基本的にはパソコンで学んでいくんですが、レッスンをクリアするとレッスンごとにハガキが届いて本が完成されていくという。ハガキに書かれているものをまたパソコンに入力して、という形で進めていくオンラインとオフラインの融合型の教材となっています。

神先:これだけで子供たちは喜びそうですね。

瀧口:本当ですね。しかもこんなにディズニーのキャラクターが大集合することって他でもあまり見ないですよね。

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水野:頑張りました(笑)。『アナと雪の女王』から『眠れる森の美女』まで。

瀧口:この封筒は何ですか?

水野:これは1章が終わって2章になると届きます。中に封筒が入っていて、「指示があるまでは開けないでください」と書かれています。

瀧口:開けちゃいそうですよね。(笑)。

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水野:開けるとこういうものが入っていて、謎解き要素もあり楽しみながら学んでいけるようになっています。どうやったら家でもモチベーションを高く学び続けられるかというのを科学してきているので、それをこういった体験に落とし込んだ形です。

瀧口:脱出ゲームを思い出しませんか?

水野:近いですね。もともとうちの副代表が脱出ゲームをやっていた所のディレクターをやらせていただいていて。

瀧口:プログラミングを学びながら脱出ゲームみたいに遊べると。面白いですね。実際にやってみてもいいですか?

水野:もちろんです。やりましょう。『塔の上のラプンツェル』は見たことありますか?

瀧口:あります。

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水野:ラプンツェルの王女様の誕生日に毎年ランタンを上げるという良いシーンがあるんですが、そのシーンを自分でプログラミングして作ってみます。

瀧口:そんなことができるんですか?

水野:まず円を作るところからやってみます。これが"ミーミル"というキャラクターで、基本的には先生という立ち位置です。

瀧口:かわいい先生ですね。

水野:ゲームみたいにクリックしていくと誰でも分かりやすく進められるようになっています。右上にヒントボタンが出て、右下にコードを書いていくと左側にその結果が表示されるようになっています。まず最初に円を作ろうとなっているんですけど、この「ellipse(エリプス=楕円)」というのを書いてみようと。

瀧口:ちゃんとフリガナが振ってあるのがいいですね。エリプスって。難しいイメージですからね。

水野:じゃあやってみましょうか。