タピオカの次は「ピスタチオ」とまで言われ、新商品が続々と登場しています。しかし今後、中東情勢の悪化による影響が出るのではないかと懸念されています。
東京・港区の食材店「DEAN&DELUCA 六本木」では「ピスタチオクリーム(1,728円)」が空前のブームを迎えています。
ローストして砕いたピスタチオがふんだんに使われたクリームで、女性を中心に人気を集めています。
店を運営する「ウェルカム」の吉住美奈子さんは「2018年まで約7,000個だったものが19年には約1万7,000個売れた」と言います。
コンビニ各社も相次いでピスタチオアイスを販売しましたが、すぐに売り切れました。
しかし、そんなピスタチオブームに暗雲が垂れ込めています。
実はピスタチオの2大生産国はアメリカとイランで、この2カ国で世界全体の生産量の8割を占めています。
そのため価格が中東情勢に影響されやすく、イラン産は2015年に比べて4割も高くなっています。
神奈川・鎌倉市にある「ジェラテリア・イル・ブリガンテ」は、イタリア人シェフがつくるイラン産ピスタチオのジェラートが人気です。高品質で甘みのあるイラン産ピスタチオは欠かせないといいます。
店の運営に携わるヴォンマロの久保田摩美(なずみ)さんは「価格高騰や流通量の減少の可能性もあるので、手に入らなくなったら商品を作らないという選択もある」と言います。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2020年1月10日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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