今、世界的に牛肉の価格が上昇しています。その背景にあるのが中国での需要拡大です。私たちの食卓にも影響が出てくるのでしょうか?
中国の街中にはハンバーガーのチェーン店や、欧米式のステーキハウスなどが相次いで出店。上海などの都市部を中心に牛肉の消費が急増しています。
中国では"ASF・アフリカ豚コレラ"の感染拡大で豚肉の供給が減ったことから、価格が高騰。値上がりした豚肉に代わるのが輸入牛肉です。
輸入牛肉の卸売業者は「中国の豚問題のせいで全世界の肉類が値上がりしている。これからはすべての飲食店が値上げすることになる」と話します。
牛肉の価格高騰は日本にも影響が出ています。
東京都内にある肉バル「レッドロック」では、オーストラリア産の牛肉を使い、ごはんが見えなくなるほど何層にも重ねたローストビーフ丼が自慢。並盛サイズは現在1,000円で提供されていますが、2019年に入って2度の値上げを余儀なくされました。
1度目は5月。世界的に牛肉の需要が高まったことによるもの。2度目は10月の消費増税のタイミング。その結果、現在の価格になりました。
今後は牛肉の仕入れ値が1キロあたり約200円上がり、さらに値上げの可能性があるといいます。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年12月18日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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