『暖冬で売れる意外なモノ』動画はこちら

2019~20年の冬は全国的に暖かく、この先の平均気温も平年を上回る見込みです。この暖冬の影響を受け、小売りの現場では様々な商品に影響が出ています。

20200224_business_01.jpg

東京・渋谷区のドラッグストア「ケイポート ホテルエクセレント店」では、カイロの売り上げが例年比20%、入浴剤の売り上げが10%減少するなど、体を温める冬物商品の売り上げが、軒並み下がっています。

そんな中、好調な売り上げを見せているのは、花粉症対策の鼻炎薬。暖冬で花粉を警戒する人が多く、毎年2月中旬から売れ始める商品が、1カ月前倒しで売れ始めました。

20200224_business_02.jpg

農作物への影響も出ています。生育が進み、入荷量も増えているため、野菜の値段が全体的に下がり家計を助けています。

20200224_business_03.jpg

また、意外なレジャー商品やスポーツ用品も売れています。
神奈川県・川崎市のスポーツデポ 川崎店ではキャンプ用品が、2019年に比べて20%、ゴルフ用品が10%売り上げを伸ばしました。
また、暖冬により運動しやすい環境のため、ランニング人口も増えました。

西武池袋本店では、ランニング用品の売り上げが2019年に比べ20%もアップしました。

一方で、コートやセーターなどの冬物衣料がふるわず、2019年12月の売り上げは軒並み前年割れ。気候に左右されにくい商品を、より強くアピールしていこうという動きが出てきているといいます。

『暖冬で売れる意外なモノ』動画はこちら

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2020年1月16日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

テレビ東京の経済報道番組とTBSの「がっちりマンデー!!」を"早見"できる「パラビジネス 見て得する!サクッと経済」は毎日配信中。

(C)テレビ東京

パラビジネス 1月人気ランキング
1位 ガイアの夜明け 朝食で新発見する台湾
2位 花王 "人工皮膚"技術でスキンケア家電
3位 「乗り心地」追求 東海道新幹線の新型車両
4位 カップヌードル「謎肉」の未来は?
5位 ダイソン初の加湿空気清浄機