『高級ポテチ人気! 湖池屋"ブランドイモ"戦略』動画はこちら
北海道の南西部に位置する、今金町(いまかねちょう)。この町が誇る作物が「今金男しゃく」という最高級の男爵イモです。品種は普通の男爵イモですが、昼夜の寒暖差が大きい今金町で作られると、イモのホクホク感を決めるデンプンが通常よりも1割ほど多く含まれます。
今金町と、隣のせたな町でしか収穫されないため「幻のジャガイモ」とも呼ばれています。
その「今金男しゃく」を湖池屋が、高級ポテトチップスシリーズ「プライドポテト」に採用。定価は約300円と高級ですが、一部では約5倍のプレミア価格が付くほど人気が上昇。
その結果、それまでは流通が限られ、知名度も低かった「今金男しゃく」が、2019年9月、農林水産省のGI保護制度(地理的表示保護制度)に登録を果たし、地域ブランドとして守られることになりました。
生産地での一定期間の継続生産と知名度がなければ、GI保護制度への登録は認められないため、湖池屋とのコラボが「今金男しゃく」の知名度アップに貢献したのです。
さらに湖池屋は、他の北海道産ジャガイモを使った、新たな高級ポテトチップスを発表しました。「スノーマーチ」「ひかる」「きたかむい」の3種類。いずれも2000年以降に登場した新品種のジャガイモです。
商品発表会では、ホクレン農業協同組合連合会と協力態勢をアピールしました。
「付加価値を少しでも高めることを、生産者が望んでいる」というホクレンと、「ポテトチップスの価格が下がり続け、"これだったら金を払う"というものを作りたい」という湖池屋がタッグを組んで、「今金男しゃく」に続く、北海道産ジャガイモ3品種の"ブランド化"を目指します。
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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年11月13日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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