キャッシュレス決済にはクレジットカードや電子マネー、QR決済などがありますが、地域限定のキャッシュレスが今、注目されています。
岡山県との県境にある、広島・東城町(とうじょうちょう)。人口約7,600人の町にも6,000枚普及しているカードがあります。
「ほろか」と呼ばれる電子マネー付きのICカードで、東城町の商工会が発行する、この町だけで使える独自のカードです。国のポイント還元制度の対象にもなっています。
東城町では2019年10月からの加盟店でのキャッシュレス利用率は、4割を越えています。なぜここまで普及しているのでしょうか⁉
普及を加速したのは、高いポイント還元率。国のポイント還元制度や決済時のポイント還元以外に、チージ金額にも1%のポイントが付きます。
現在、ほろかカードの加盟店は55店舗。加盟店が支払うカードの手数料は1%と他のキャッシュレスよりも低く、その手数料も地元の商工会に入り地域活性のために使われます。
東京でも 地域限定のキャッシュレスがあります。
世田谷区下北沢でしか使えない 「シモキタコイン」。シモキタコインは、スマートフォンのアプリから、QRコードを読み取って、代金を決済します。チャージする時と、決済の時で、それぞれポイントが1%付きます。
政府のポイント還元の対象にもなっているため、さらに最大5%のポイントが付き、合計で7%が還元されます。
スタートから1年で、シモキタコインが使えるところは、現在100店舗。 地域限定の強みを生かし、さらなる拡大を狙います。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年10月9日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
テレビ東京の経済報道番組とTBSの「がっちりマンデー!!」を"早見"できる「パラビジネス 見て得する!サクッと経済」は毎日配信中。
(C)テレビ東京
【総合】パラビジネス年間ランキング2019第1位 YouTuber解体新書 #1 YouTuberという職業第2位 ラグビーW杯でビール特需?第3位 なぜ安い?価格1100万円の「箱型住宅」第4位 世界最高峰ホテル「アマン」に初潜入第5位 池上彰が気づいた「わかりやすさの罠」とは? 前編
- 1