ヤフーは社員食堂で「揚げ物税」を導入するというユニークな取り組みを始めました。その背景には社員の健康増進があります。
ヤフージャパン本社にある社員食堂は、ランチで提供する肉の揚げ物を"100円値上げ"しました。から揚げやとんかつ、チキン南蛮などが値上げの対象になります。
ヤフーの沼田瑞木さんは「ランチで食べている脂質のエネルギー比率が、厚労省の規定している値よりも高い状況になっているので、生活習慣病に直結しているのではないか」と値上げの理由を語ります。
ヤフーの社員食堂では、会計時に社員証などを使用し、メニューのデータを集計しています。このデータを分析したところ、多くの社員が脂肪分をとりすぎていることがわかりました。
ただ、ヤフーが実施するのは、肉の揚げ物の値上げだけではありません。焼き魚や煮魚などを150円値下げします。
これは脂肪分を取りすぎている社員に対し、悪玉コレステロールを減らす働きがあるとされるDHAなどを含む魚料理を食べてもらう狙いがあります。
沼田さんは「好きなものを食べさせてくれという意見もあるが、会社は従業員の健康管理につとめる義務がある」と言います。
この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(2019年10月8日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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