『台風被害で "無電柱化"に注目』動画はこちら

台風による強い風の影響で多くの電柱が倒壊・破損したことで、千葉県では大規模な停電が起こりました。今、その電柱をめぐり、ある議論が活発になっています。

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2019年の台風15号により最大約93万軒で発生した千葉県の大規模停電。大きな鉄塔2基の倒壊にくわえ、電柱と電線の破損が主な原因とみられています。

こうした中、あらためて注目されているのが、災害による影響を最小限に抑えるために電線を地中に埋める「無電柱化」です。

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東京・豊島区巣鴨の地蔵通り商店街の狭い通りには電柱が並び、見上げるとクモの巣のように電線が張り巡らされています。

豊島区は、通行の安全確保や防災などの観点から、2021年の完成を目指し"無電柱化"の計画を進めています。

各地で徐々に進む"無電柱化"ですが、日本で一番進んでいる東京都でも全体の8%程度と低いまま。電柱の設置より20倍近いコストが足かせになっているのです。

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この問題に柔軟な発想で立ち向かっているのが、大阪・吹田(すいた)市にある、無電柱化などの施工会社"ジオリゾーム"です。今、無電柱化のコスト削減で注目を集めています。

コスト削減の手法はシンプル。例えば、電線ケーブルを保護するパイプは、一般的に使われるのは鉄や耐衝撃性の塩化ビニールなのに対し、ジオリゾームが使うのはポリエチレンのパイプです。

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パイプ自体のコストが低く抑えられるだけでなく、軽くて扱いやすいことから作業負担も軽減されるため、工期の短縮につながります。安全性・耐久性の面でも実証実験をクリアしています。

"ジオリゾーム"の井上利一社長は「今回の台風をきっかけに民間企業が知恵をあわせ、公共機関や電線管理者も一丸となって、オールジャパンで無電柱化を進めていくべき」と話します。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年9月23日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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