『"危ない踏切" どう事故防ぐ?』動画はこちら

国土交通省が2016年に公表した「緊急に対策の検討が必要な踏切」は全国に1,479カ所。そのうち375の踏切が東京都にあります。
"危ない踏切"での事故にどのように備えたらよいのでしょうか?

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西東京市「西武柳沢駅」に隣接する踏切も"危ない踏切"のひとつ。道幅は車1台でいっぱいになってしまうほど狭く、事故も発生しています。

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東武伊勢崎線・竹ノ塚駅横の踏切では、2005年に手動だった遮断機の誤操作により歩行者2人が死亡する事故が発生しました。

足立区は再発防止に向け鉄道の高架化を進めていますが、通常こうした高架工事は東京都が主体となって進められます。

しかし東京都はいくつも工事を抱えているため竹ノ塚の優先順位は低く、足立区が事業の主導を決断しました。

約630億円を区と東武鉄道で負担、国や東京都にも訴えが通り、補助金も出ることになりました。

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2019年9月に横浜市の踏切で起きた京急電車とトラックの衝突事故では最新の障害物検知装置を備えていましたが、障害物の検知後は自動ではなく運転手が手動でブレーキをかける仕組みでした。

鉄道事故に詳しい日本大学の綱島均教授は「自動ブレーキをかけることはヒューマンエラーを防ぐ上では非常に有効な手段」と言います。

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しかし2017年に起きた小田急線沿線の火災事故では、自動ブレーキが作動して火災の目の前で電車が停止してしまい車両にまで炎が燃え移りました。

綱島教授は「人間のいいところも取り入れた自動化を考えないといけない」と語ります。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年9月9日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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