『いきなりステーキ巻き返し?「肉」の王 戦国時代!』動画はこちら

外食業界では、日々し烈な争いが繰り広げられていて、中でも激しさを増すのが、「肉」を扱う外食業界です。「肉」の王を巡る仁義なき闘いに迫ります。

2013年、銀座に1号店をオープンさせると、厚切りの本格ステーキをファストフード感覚で気軽に食べられると話題となり一大ブームを築いた「いきなり!ステーキ」。

2019年には483店に拡大しました。2017年、勢いに乗りアメリカ・ニューヨークに進出。わずか1年あまりで11店舗を構えますが、店内の客はまばら、9店舗を閉店することに。

悪い流れは日本の店にも表れ、既存店の売り上げが2018年から16カ月連続で前年割れを続けています。

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「いきなり!ステーキ」の生みの親である一瀬邦夫社長は根っからのステーキ好き。その出発点は、50年前ほどに始めた小さなステーキレストランでした。その後「ペッパーランチ」を全国展開しますが、不祥事や食中毒で倒産寸前まで追い込まれます。

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売り上げ低迷を打開するために、埼玉県の店舗をリニューアルオープンしました。周辺はファミリー層が多いことから、店内の間仕切りを外し、テーブルとイスも低いものに変え、「立ち食いスタイル」からの脱却を図りました。

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一瀬社長は、さらに大胆な策を出します。それはステーキに加え、カキを扱うという「いきなり!ステーキ&オイスター」というもの。

2019年8月、東京・赤坂にカキとステーキの専門店を実験店舗としてオープンさせました。店を任されたのは、入社6年目の石井貞雄さん。

オフィスビルの多い赤坂にオープンした店は、ランチ時には行列ができましたが、夜8時を過ぎると客足が止まってしまいます。売り上げが伸び悩むなか、石井店長がある作戦を考えました。それは、カキを大きなバットに山盛りにし、客席を回ってカキを売り込むというものでした。

石井さんは「新しい可能性を見せて、今後『いきなり!ステーキ』以上に価値があるものを作っていきたい」言います。

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この映像と記事はテレビ東京「ガイアの夜明け」(2019年9月3日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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