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日韓ワールドカップの時にカメルーンのキャンプ地となった大分・中津江村。東京オリンピックに向け、各地でこのホストタウンへの取り組みが始まっています。

新潟・三条市に来たのは、コソボ共和国の柔道選手。選手たちは、東京で開催された世界柔道選手権に出場するため、三条市に合宿に来ました。

コソボは、リオオリンピック柔道女子52キロ級で金メダルを取るなど、頭角を現しています。

到着した日は、市内の柔道クラブの子どもたちとの交流行事を行いました。

このような選手と住民との交流の機会を作ったり、事前合宿を受け入れたりする自治体の取り組みがホストタウン事業です。

しかし対応できる施設の整備や通訳の確保など財政負担が必要なことから、地方の市町村にはハードルが高くなっています。そのため内閣官房はホストタウン事業を主導するため、交流にかかわる費用の半分を補助、自治体の参加を促しています。

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スポーツの国際大会を通じた交流で記憶に残るのは、2002年のサッカーワールドカップで、キャンプ地となった大分・中津江村。

あれから17年。日田市へ編入された中津江村の、農産品が並ぶ土産物売り場の名前は「カメルーンハウス」、スタッフの制服にもカメルーンの文字が。2020年の東京オリンピックでもカメルーンのホストタウンに名乗りを上げています。

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カメルーンとの地道な交流が大分県で新たな動きを生みました。大分市で鉄工所を営む横山朋樹さんは、JICA(国際協力機構)を通じカメルーンで、衛生的に優れたトイレの普及に取り組みました。

さらに2017年に大分-カメルーン友好協会を設立。会員企業が自動車部品のリサイクルに乗り出すなど、いくつもの新事業が進んでいます。「いずれは、カメルーンに進出するなら大分が窓口になったらいい」と横山さんは言います。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年8月26日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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