数年後には中国を抜き、人口世界一になるといわれているインド。拡大する中間富裕層を狙って日本式のコンビニが初進出します。
インドの巨大市場を狙って、ナイキやスターバックスをはじめ、世界中から企業の参入が相次いでいます。そんな中、日本式のコンビニも進出しようとしていました。
「街並みを見てもアッパーミドルと呼ばれる一定の所得がある層が満足でき、気軽に買える場所がほとんどない」と語るのは、インパクトホールディングス福井康夫社長。
インド全土にコンビニチェーンを立ち上げようとしています。
もともとセブン‐イレブンの社員だった福井社長は、2004年に独立し、インドや中国で小売店のコンサルティングを手掛けてきました。
外資規制の厳しいインドでコンビニを開業するために手を組んだのは、インド全土に2700店舗を展開する、インド最大のコーヒーチェーン「カフェ・コーヒー・デイ」です。
新たに作るコンビニは、カフェ・コーヒー・デイの既存店を改装していくという戦略で、1年間で425店舗の出店を目指します。
ところがセブン‐イレブンも、インドのスーパー大手と組んでインドに出店すると発表。福井社長は、セブン‐イレブンより先に手を打ち、認知度を高めていきたいと意気込みを見せます。
しかし、最大のライバルはセブン‐イレブンではなく、「キラナ」と呼ばれる街角の売店で、その数は1400万店以上といわれています。
着々と開店準備を進めるなか、思わぬ出来事が・・・。パートナー企業であるカフェ・コーヒー・デイの会長が亡くなったのです。
福井社長は、「1日でも早くオープンすることが、会長の遺志を継ぐこと」と、さらに開店準備へ向けてのスイッチが入ります。そして日系コンビニ1号店がついにオープン。訪れる多くの客を前に「勝負はこれから。10年で数万店舗という可能性は十分にある」と意気込みを見せます。
この映像と記事はテレビ東京「未来世紀ジパング」(2019年8月21日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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(C)テレビ東京
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