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奥平:話を伺って思うのが、需要と供給で見た時に供給側はすごくニーズがあると思うんですけど、どうやってお客さんに買ってもらうか、どうやって売り場を取っていくかということが課題だと思うんですが、実際それはどのようにやられているんですか?

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鈴木:販売チェーンはいろいろあって、例えばハーブティーであればWEBマーケティングで自社のコンテンツサイトや楽天などでお客さんに訴求できる見せ方、リーチの仕方を徹底的に研究しています。このビジネスレザーファクトリーもWEBでやっていますが、一方で実店舗も14店舗ありまして。

奥平:実店舗を持っているんですか。

鈴木:持っています。その店舗でお客様に本当に喜んでもらえる見せ方やお話、コミュニケーションの取り方をこだわりを持って追求しています。

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瀧口:こちらのかわいらしいベビー用品はどこで売っているんですか?

鈴木:全国の百貨店で取り扱っていて、伊勢丹さんでも買えます。

瀧口:百貨店でも取り扱っているんですね。

鈴木:ギフトとしてすごく重宝していただいています。

奥平:百貨店のバイヤーさんの評価としては、ソーシャルという冠が付くから置きたいと思うのか、むしろデザインや価格で十分いけるのか、どちらでしょうか。

鈴木:基本的には後者ですね。

奥平:では十分いけると言う感じなんですね。

瀧口:最近ソーシャルというストーリーも好んで買いたいという消費者さんももちろん増えていると思うんですけど、そういうところが付加されていない状態でも買いたいという方がいらっしゃるということですよね。

奥平:おそらくそちらの世界に持っていかないと自立的に拡大していくサイクルにいけないですよね。ソーシャルに興味がある人しかつかめないようであると。

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鈴木:例えばフェアトレードというのもありますが、そうやって言った方がマーケットをしっかり取ってインパクトを出せる、だったらそれでいいという側面もありますけど、やはり社会がまだまだ追いついていないという中においては、当たり前に商売としてお客様に本当に喜んでもらえる商品を徹底的に追求するということですね。

瀧口:ビジネスモデルを考えるコツというのはどういうところになるんですか?

鈴木:ソーシャルビジネスは社会課題を解決するというところから全てが始まります。例えば先ほどのミャンマーの農家さんでも、どういう状態で困っていて、根本的な原因は何なのか。それが僕らは市場価格の乱高下だと捉えたんです。じゃあそれに対して解決できる社会ソリューションは何だろうと先に考えます。

瀧口:社会ソリューションというのは何ですか?

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鈴木:コミュニティトレードという考え方をしているんですけど、農家さんたちがちゃんと生活できるファーマーズプライスで買い取って、お互いがしっかりと助け合いながら事業ができるという関係性ですね。

奥平:マーケットメカニズムに飲み込まれないためには差別化された商品を作らないといけないというわけですね。

鈴木:マーケットプライスではなくて、ファーマーズプライスで成り立つ事業を作らなきゃいけないよねと考えて、初めて「じゃあ何を作ろうか」という順番なんです。

奥平:お茶はお茶でも妊婦さんに良いものを作ろう、という話になるんですね。

鈴木:最初はハーブのハの字もないわけです。

瀧口:そうなんですね。そこからどうハーブに辿り着くかというところが面白いですよね。それは妊婦さんのためのお茶が、世の中にまだあまりないけど需要はあるというところに目を付けられたわけですか。

鈴木:そうですね。