外国人観光客が増える中、地方の観光地に新たな動きが出ています。沖縄県の宮古島は橋でつながっている下地島に国際空港がオープン、日帰り客の多かった島に新しいチャンスが来ました。
東京から飛行機で約3時間、沖縄県の離島・宮古島。青い海は東洋一美しいといわれ海外のサイトでは日本のベストビーチに選ばれています。
そんな宮古島の新名所が2015年に開通した伊良部大橋です。全長約3.5キロ、無料で通れる橋としては日本一の長さを誇ります。年間40万人ほどだった観光客は、2018年ついに100万人を超えました。
そのうち巨大なクルーズ船で訪れる観光客は年間45万人。宮古島観光客全体の約3分の1を占めるまでになっています。タクシーの運転手は「売り上げが2倍は違う」と言います。
クルーズ船の客はタクシーや免税店などには良い影響を与えていますが、滞在時間はわずか7時間ほどで、地元の商店街にはほとんど関係がありませんでした。
そんな中、宮古島と橋でつながっている宮古群島の下地島に2019年3月に国際線ターミナルを備えた「みやこ下地島空港」がオープン。内装はリゾート感あふれる造りで、天井や壁には木材がふんだんに使われています。空港とは思えない中庭まで作られています。この新空港に香港から定期便が就航し、宮古島観光の起爆剤として期待が寄せられています。
空港のレストランには宮古島ならではの食材を使ったメニューが売られています。うま味たっぷりの宮古牛のハンバーグや、地元漁師が獲ったカツオ、海ぶどうをのせたサンドイッチなどが人気を集めています。
新空港の立ち上げに携わった金田宗一郎さんは「クルーズ船の観光客は日帰り客ばかりでしたが、今後国際線の定期便が増えれば、宮古島に宿泊して、食事を楽しむ客も増える。そうしたことで地元のことを知ってもらう機会になる」と期待しています。
この映像と記事はテレビ東京「未来世紀ジパング」(2019年7月31日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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