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奥平:会社案内の役員一覧を見ると、失礼を顧みずに言うと、ご自身以外は皆さんそうそうたるキャリアの方ですよね。

山﨑:日々勉強させてもらっています。いろんな分野でご活躍されていた方々がジョインしてくださって。日々いろんなご指導を受けながらやっていますけど。

奥平:それだけの人を集めてチームを作られたというのはすごいことですよね。

山﨑:皆さんにそう仰っていただけて非常にありがたくて。うちのホームページのメンバーだけじゃなくて、若手のメンバーも本当に優秀で、情熱を持った熱い仲間がたくさん集まってくれているんです。さっきやんちゃって話をしましたけど、僕らがこの歳の時にこんな立派なこと考えてたのか、っていうくらい学生さんとか新卒の子とか、夢見て「世界に貢献したい」とか「日本の技術とか日本の価値観で世界を変えたい」とか、サスティナビリティで世界一になるんだって一緒にやってくれていますね。

瀧口:新卒の方もいらっしゃるんですね。

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山﨑:去年まで現役の大学生だった子が、うちの採用の責任者をやっていたんです。大学生が大手のメーカーで開発本部長、海外でアジアの統括をしていたような人を面接しているんです。親と子ほど違うんです。かわいい子が頑張っているなという感じで、面接してくれています。

奥平:なんでそんなことになったんですか?(笑)。

山﨑:採用やこの事業に対する言霊を持って、みんなに伝えてくれたんですよね。

奥平:最初はインターンだったんですか?

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山﨑:大学を絶対に卒業するという約束でインターンから入って、大学生でありながら採用担当者をやってもらいました。どんどん責任感を持ってやっていって、今は彼と同じ24歳のチームが採用を全部仕切ってやっています。

瀧口:採用担当の方というのはやはり人を見抜く力や、職歴だけじゃなくてどう会社に貢献しているのかというところも見通す力が必要だと思うんですけど、若い方ができないというわけではないですが、経験量として見抜くことはできるんでしょうか。

山﨑:やはりすごく努力もしていますし、僕と一緒に最終面接も常に出ていますので、どんな所を大事に思っているとか、うちの会社が大事にしていることを彼らはよく理解をしています。僕らは仕事で大きな挑戦をしていく中で、やはり節目節目でみんなで感動したいというのがありまして。「こんな人と一緒に感動したい」と思えるか、というのはすごく大事にしているポイントなんです。それは彼らも良く見ていると思いますね。うちの文化に合うかどうか。

奥平:結構スタートアップ企業の大手が人を採用する時に、ある程度魅力的なオファーをしないと来てくれないという問題があると思いますが、そういうことも彼らが決めるんでしょうか。

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山﨑:そこは議論して決めますね。僕らは利害じゃなく理念でつながろうと言っていまして。いろんなスタートアップの考えがあると思うんですけど、一回の人生で"超"のつくような、世界で大活躍できるメガベンチャーにしていこうと。僕がうちの角のような年齢になって、僕は引退したとしても次の若い世代、その次の若い世代が挑戦し続けるというのがテーマで。そのストーリーを作っていきながらみんなで感動し続けたいというのがありまして。

だからある程度条件が良くなって会社が上場してしばらくしたらさよなら、次のキャリアに進みます、というような人はうちにあまり向いていないと思います。例えば海外生産が始まったり、どこの国がうちの技術を使ってライセンス契約してくれるのか、大きな量産工場も今着工し始めましたけど、そのストーリーもそうですよね。

瀧口:その新工場はどのくらいの規模が実現しそうですか?

山﨑:いま年間6千トンくらいが最大の生産量なんですが、その約4倍になります。

奥平:こちらは宮城でしたか?

山﨑:両方とも宮城ですね。前回宮城県白石蔵王という所にパイロットプラントを作らせていただいて、今回は宮城県の多賀城市という所に量産工場を着工させていただいています。