『五輪開会式でも採用?プロジェクションマッピングの実力』動画はこちら

2019年7月24日、オリンピック1年前のセレモニーが開催。そこで発表されたのがオリンピックの金・銀・銅メダルです。

デザインは「光の輝き」をテーマとしていて、いくつもの輪が光を反射するシンプルなもの。

手掛けたのは、ホテルの案内板などをデザインする川西純市さんです。川西さんは「多様性を認め合って、一つの輪になれるような世界を表現した」といいます。

直径は8.5センチ。金メダルの重さは約556グラムと夏季オリンピックでは最も重いメダルです。

組織委員会や東京都は2017年4月から使い終わった携帯電話など小型家電の回収を呼びかけ、全国から約8万トンを集めました。この小型家電から金、銀、銅を取り出し、オリンピックで渡される全てのメダルを作ります。

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イベントに花を添えたのが、プロジェクションマッピングで、素早い人の動きに映像が連動しています。

この「高速追従プロジェクションマッピング」を開発したのがパナソニックです。開発担当の増谷健さんは「従来のやり方に対して10倍以上速く追従できるようになった」と語ります。

今回、画像処理の速度を上げたことで、高速追従が可能になり、スポーツなど、素早く不規則な動きに合わせたプロジェクションマッピングができるようになったのです。

この技術も開会式などでの採用を目指しています。開発担当の増谷さんは「大きな舞台で技術を披露する機会をもらい、本当に光栄。新しい演出手段として、いろんな分野で使って欲しい」と言います。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年7月24日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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