『ヨネックス トッププロに「選ばれる」戦略』映像はこちら

プロのテニス選手が使うラケットで、大坂なおみ選手も使うヨネックスが、徐々にシェアを伸ばしています。トッププロに選ばれるためのヨネックスの戦略とは?

都内にあるスポーツ施設にやってきたのはテニスの元トップ選手、伊達公子さん。伊達さんが2019年6月から始めた若手女子選手の育成プロジェクト。

全国から選抜した10代前半の4人の選手を、元プロ選手3人がつきっきりで2年間指導します。世界の四大大会に出場できる日本人選手の育成を目指します。

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伊達さんは「世界で通用するテニスを指導できる人は、日本では限られているのでスタートした」と言います。

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プロジェクトを運営しているのが、日本のテニス用品メーカー、ヨネックスです。練習を見守るのはヨネックスのテニス事業を取り仕切る首藤康一さん。選手の契約から、販売促進まで幅広く手がけます。

首藤さんは「小さいころからヨネックスとともにスターの道を歩んでいくという歴史が重要」と育成プロジェクトを始めた狙いを語ります。

テニスラケットは各国のメーカーがシェア争いを繰り広げています。トップを走るウイルソンは豊富な資金で契約選手を獲得していますが、ヨネックスは資金面で劣ります。そこで、ヨネックスはこのプロジェクトを通じトップ選手の卵との関係作りに力を入れているのです。

首藤さんは、「ヨネックスは他社の資金の半分しか出せないとしても、信頼関係はそれに勝ることもある」と語ります。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年7月4日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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