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奥平:Googleを外から見ている印象としてはサクッと出て行って、駄目だったらサクッと引くみたいなイメージありますよね。海外展開や地域の拡大についてハードルが低い。前列のお二人は海外展開についてはいかがですか?

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佐々木:おっしゃるようにGoogleの海外展開って、国っていう概念はあまり持っていなくて、言語くらいの概念でしか考えていないんですよね。だから海外展開をするのが早いんですけど。あと、多分ここにいるみんなも共通認識としてあると思うんですけど、「どうせこれGoogleやらないよな」っていうのいっぱいあるよね。

意外とGoogleにいたことのない人と話していてよく思うんですけどビジネスモデルとか企業アイデアについて話すとすぐ「それGoogleがやったらどうするの」って突っ込みが入るんですが、やらないことめっちゃあるんですよ。多言語展開がいきなりできないようなものとか、言語翻訳しただけじゃ意味がないものはやらないし、だからそういう大きい会社は大きい会社なりのやらないことがあるみたいなのって結構重要な視点じゃないかと思いますね。

奥平:Googleにいたからこそ攻められないエリアがちゃんとわかるということですね。

佐々木:そうですね。今みたいな感じで、基本的にはいろんな言語になるかどうかが重要な考え方かなと思いますね。

瀧口:横山さん、いかがでしょうか。

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横山:私はパートナーシップとかビジネス・デベロップメントをやっていたので、まさにそういう話が日々あって、海外事業はやりたい側なんですよね。だけどできない理由がやっぱりあって、それをよく理解しているので、その中で出来ないんだったら誰かがやるというところを価値として考えてやっています。海外という観点で言えば、同じようなことを考えている元Googleの同僚がオーストラリアやヨーロッパにいるので、そういうタイミングとやる人材がマッチして、プロダクトレディネスが整えば可能性はあるかなと思います。

奥平:そもそも国境を超えた会社だから海の向こうにもパートナーはいるわけですよね。

横山:そうですね。仲間はいます。

瀧口:まだまだお話伺いたいんですけど、そろそろお時間が来てしまいました。

奥平:やはりさっき伺った"Googleにいたからこそ攻められない部分が見える"というのは面白いですね。ややもすると今"GAFA脅威論"で全部食われちゃうみたいな話になっていますけど、必ずしもそうではないと。「BtoB」でも「BtoC」でもチャンスはあらゆるところにあるということでしょうか。

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佐々木:そうですね。万能じゃないですし、Googleに限らずグロ―バルにやっているからこそできないことも必ずあるし、そもそも起業する段階でGoogleを気にしているのは本当に意味がないんじゃないかなと(笑)。

瀧口:そこを気負わずにどんどん入ってやっていくことが大事ということですね。ということでお話伺ってまいりました。本日はありがとうございました。大きな拍手をお願いいたします。

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