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瀧口:ありがとうございます。平良さんお願いします。

平良:THECOO株式会社の平良と申します。弊社は「できっこないに挑み続ける」というビジョンのもと、いろんな事業を起こしております。今大きく成長しておりますのが「fanicon(ファニコン)」いう事業なんですが、ファンコミュニティを簡単に作れるプラットフォームをやっています。ファンコミュニティとファンクラブは何が違うのかというとすごくシンプルで、クローズドの会員制のコミュニティが秒で作れるアプリのプラットフォームです。

今いろんな方々がSNS上で多くのファンを抱えて発信をしいてると思いますが、今あるSNSというのはオープンなので誰でも参加できるんですね。そうすると炎上したりアンチの人がいろんなことを言ってきたり、本当は応援していたのに離れてしまったりという状況があると思うんです。でも、中にはその人のことがずっと好きで応援している人がいて、その人たちだけが集まれる場所というのが無かったんですね。

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その人たちのためにホームスタジアムのようなものを作る。そこで熱狂的に応援している人たちがオンライン上で常に集っているという状態を簡単に作れるプラットフォームを我々は提供しています。皆さん"すごい好きな人"というのがいると思うんです。その人を応援しながらコミュニケーションをとれる、安心して集える場所を提供しております。今1000コミュニティありまして、大中小合わせていろんなコミュニティを展開しているというのが、弊社の主力事業になります。

瀧口:ありがとうございます。

奥平:前編から引き続き、Google出身者であるがゆえに役立っていることについて伺いたいんですけど、"○○出身者"というとアメリカの"ペイパルマフィア"みたいなものがあって、いろんなメリットがあるんでしょうけど、人脈ができたりしますよね。ペイパル出身者同士出資したりされたりの関係になったり、それ以外に助け合うことがあったり。そういったエピソードがあればご紹介いただきたいのですが。

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倉岡:このメンバーもそうなんですけど、元Googleということで親近感があるので、何かしらスタートアップをやる中で予期せぬことが起きたりするんですね。そういう時も「ちょっと何とかならないですか」みたいなことを電話で相談できたり。私自身もっとうまくできる部分があるだろうなと思いつつも、やってみなきゃわからないというところで、いろいろな失敗や地雷を踏んでしまうこともあるのですが、そういったところもフランクに相談できて、アドバイスをもらえたりするのはとてもありがたいなと思いますね。

平良:恐らく私がこの中で一番最後にGoogleを辞めてるんじゃないかと思うんですが、そういう意味では皆さん起業家の先輩なんですね。なので、皆さんが歩んできた苦労話とか、どういうところが困ったという話はすごく参考になるし、どうやって人を採用したらいいんだろうとか、どういう風にPRしたらいいんだろう、どうやってカルチャーをつくっていったらいいんだろう、というところで皆さんから聞いた、こうして乗り越えたよ、というお話がとても参考になります。いろんな起業家がいるということは、この中では支えになりますね。

奥平:佐藤さん何かありますか。

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佐藤:私もGoogle時代にそれこそ(佐々木)大輔さんがマーケティング活動で獲得してきた中小の広告主様のデータをバーっとなめて、ポテンシャルの高い、成長するような広告主さんをピックアップして自動的にリスト化するようなプログラムを書いていたんですけど、それをやる中で、これは北米本社の人たちにもフィードバックされたんですけど、日本の主婦の方や一般の方がGoogleに広告を出稿して自分でビジネスをしたり、その時はゴルフがうまくなるDVDとか、良いのか悪いのかわからないようなコンテンツを売っていたり、これは若干問題になったんですけど、そういう人が日本にはいて、アメリカには全然ないんだと知ることができました。

やっぱり日本の中間層の教育水準がすごく高くて、当時自分たちでウェブサイトを作って自分でそれを運営している人がたくさんいるのはアメリカ本社の人たちにすごく驚かれて。日本の個人の皆さんとか中小事業者のポテンシャルがすごいんだというのはGoogle時代に広告主としてお付き合いする中で気づけたことなので、それは今の自分の事業にも生きていて、この人たちの力を開放できたらもっと日本は変わるんじゃないかと気づかされた部分はありがたかったですね。

瀧口:個のエンパワーメントというところで個のポテンシャルがすごいんだということに気づかされたということですね。