「東京で郷土料理店ブーム!鰹のタタキ定食にリピーター続出」映像はこちら

今、東京では地方の味覚を手軽に味わえる郷土料理店がブームとなっています。土佐料理店の"祢保希(ねぼけ)"の3代目社長は、地元高知の活性化を図ろうと奔走しています。

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都内に5店舗展開する土佐料理の「祢保希(ねぼけ)」は、リピーターが後を絶ちません。ランチ限定で提供される土佐料理の代表格"鰹のタタキ定食"は人気のメニューです。

この店を運営するのが、高知に本店を構える「土佐料理 司」です。1917年創業の老舗で、「土佐料理」の名付け親といわれています。

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地元の高知では知らない人はいないという有名店「祢保希(ねぼけ)」。伝統的な土佐料理が自慢ではありますが、新たな味にもチャレンジしています。

新作の試食会で出てきたのは、焼いたサワラを西洋風にアレンジした新・土佐料理です。土佐料理に新しい風を吹き込む「土佐料理 司」の3代目竹内太一社長は「違和感なく、おいしく食べてもらうには"変化対応"が必要」と語ります

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竹内社長の父親でもある2代目社長は、高度経済成長期の時流に乗り、大阪・東京へと進出を果たしました。バブル期には20店を展開するまでに規模を拡大させましたが、1991年にバブル崩壊。経営状態も悪化し、借金は35億円まで膨らみます。

ドン底の経営状態の中、就任間もない3代目の竹内社長は、人員整理をせずに不採算店を整理していきました。そして徐々に借金を返済し10年の歳月をかけ再建にめどを付けます。

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店の再建を果たした竹内社長の次なる目標は、地元・高知の活性化です。地元業者と新たな特産品を作って販売するなど、地元を盛り上げようと奮闘しています。その一方で日本の漁獲量の減少に歯止めがかからないということに危機感を感じています。状況打破に向け、竹内社長はオール高知で新たな動きに取り組み始めました。

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この映像と記事はテレビ東京「カンブリア宮殿」(2019年6月6日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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