一定量をつかむのが難しい千切りキャベツ。その千切りキャベツを毎回同じ重さでつかめる「キャベツ定量ピッキングロボット」が開発されました。

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千切りキャベツを50グラムずつつかむということで、動かしてもらうと・・・。UFOキャッチャーのように、千切りキャベツをつかんで持ち上げます。

結構地味な動きですが、つかんだキャベツの重さを測ってみると・・・51グラム。何度か試してみても、ほぼ同じ量をつかめました。

簡単そうに見えますが、キャベツはそのときどきで葉の厚みや水分量が違うので、1回のキャッチで正確な重量をつかむのは実は難しいのです。

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そこで、機械に内蔵された三次元カメラと重量センサーのデータをもとに、AIがその日のキャベツの状況を学習し、同じ重さでつかむことができるのです。

今はまだ "つかむ" 動作しかできませんが、改良を重ね"つめる"動作などをできるようにしてから、弁当工場などに導入したいと考えています。

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開発したロボコムの天野眞也代表取締役は「千切りキャベツは人が詰めているが、人手不足で詰める人がどんどんいなくなっている。毎回一定重量のキャベツを運ぶことができるこのロボットが必要になる」と話します。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年5月23日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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