20190726_nikkei_26.jpg

瀧口:スクワット以外にも動けたりするんでしょうか。

いとう:そうですね。推奨されている運動がいくつかあるので、そういったものも搭載していきたいと思います。

奥平:エクサとしてはビジネス化したいという思いで当然やっていらっしゃるわけですよね。

石山:そうですね。我々はまさに社会課題を解決していくときに持続可能なビジネスを作っていくということを主眼に置いていますので、これをビジネスとしても成功させつつ、いわゆるビジネスとして成功すればするほど社会も良くなっていくというモデルを作っていけたらと思っています。

奥平:どういう形か分からないですけど、いずれはレンタルや購入などで家庭に入っていくのを当面のゴールにするようなイメージでしょうか。

いとう:家庭なのか医療機関なのか介護施設なのかはまだわからないですけど、皆さんのところに届けばいいなと思っています。

瀧口:今次世代ロコピョンを開発中だと思うんですが、さらにその次ということを考えた時、まい子さんはどういう夢を持っていらっしゃいますか?

いとう:その次ですか。ロコピョンが私の中で完成形に近づいたら次なるステップとして、ユマニチュードに行きたいと思っていますね。今はこういう解析方法でケアする側がユマニチュードを正しくできているかを検証しているわけですけど、それをもっと違った形で、多くの方がユマニチュードというものを取り入れながらできるところに関わっていきたいです。今はどちらかというと家庭というよりは医療機関の方がメインですよね。でももっと家庭に、私たち全員ができるようなメッセンジャーになれたらいいなと思います。それはロボットなのか、AIを駆使したものなのかはわからないですけど、でもたぶん近い将来だと思います。

瀧口:高齢者の介護だけではなくて、鬱だとか、あらゆる現代的な困難を抱えてい
る人たちにとって助けになるようなこともできそうですね。

いとう:鬱も本当に大きな問題だと思うので、鬱になる手前、予防ですよね。そこでいかに早く見つけて改善してケアしていくかということができれば。

瀧口:難しいなと思うのが、何かが起こってから対策するのが一般的だと思うんですが、予防の成果って数字に表しづらいのかなと思うんです。そこをどう伝えていくのかが課題なのかなと個人的には思っていて。予防してこれだけの成果が出たということをいかに広めていくか、ということについてはどうお考えですか?

20190726_nikkei_25.jpg

石山:そうですね。そこはまさにAIがうまく使えるところなんですが、予防しなかった場合にたぶんこうなるでしょうというのがAIで予測できるんです。そのトレンドと実際に予防した場合の差を可視化して評価することができるので、AIで予測することによって予防の効果がこれだけあったと証明することができるんです。

瀧口:そこで広めていく糧にもなるわけですね。

いとう:良いアイデアをいただきました。搭載できますね。ありがとうございます。

瀧口:社内でももっと話していただいて(笑)。

石山:何度も言うようですけど、いとうさんからハブられているので(笑)。

瀧口:本当は石山さんもっと話したいんですよね(笑)。

いとう:私も入っていただきたいんですけど、なぜか入って来られない(笑)。忙しくていらっしゃらないんですよ。

奥平:もっと会社に来る頻度を上げられないんですか?博士論文が書き終わると少し時間ができるんじゃないですか?

いとう:逆に博士論文を書くにあたって、もっと出社したいと思っています。皆さんの英知を集結しないと。

瀧口:ウィザーズの知見を集めた論文ができそうですね。

20190726_nikkei_28.jpg

石山:研究者としてもいとうさんと共著の論文を書けるなんてすごいですよね。論文にいとうさんの名前と自分の名前が載っているみたいな(笑)。

いとう:ありがたいです。

奥平:それはちょっとうらやましいですね(笑)。

瀧口:今後の展開も楽しみにしています。ありがとうございました。

(C)Paravi