地元の千葉県だけでなく、日本全国から客が押し寄せるテーマパーク「ふなばしアンデルセン公園」。園内の広さは東京ドーム約8個分で、童話作家のアンデルセンのふるさとデンマークをモチーフに船橋市が約190億円を投じて作った公園です。

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年間80万人を動員。地方のテーマパークの衰退が著しい中、絶叫マシーンや最新アトラクションもない公園に、なぜここまで多くの人が集まるのでしょうか?

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人気の理由のひとつが"年中咲き誇る花"。園内には常時100種類・5万株の花が咲き誇り、20人以上のスタッフが、常に見頃の景色になるようこだわりながら花を植え替えているのです。その景色は、入園者に「1枚の絵みたい」と言わせるほど。

さらに建物の中で行われているアトリエ教室では、木工や陶芸、染物などのモノ作りが楽しめ、子供からシニアまで、家族3世代で楽しめる工夫がされています。

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常に変化することで、客を飽きさせない「ふなばしアンデルセン公園」。しかし、少し前までは地元住民しか知らない、どこにでもあるただ広いだけの公園でした。そんな公園を劇的に変化させ、多くの来園者が訪れるテーマパークへと変えたのが、2008年に園長に就任した細谷順子さんです。

もともと市役所の職員で、公園運営に関してはズブの素人でした。そんな細谷さんは就任してすぐに園内を歩き回りました。そしてあることに気付き、改革に動き始めました。

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細谷さんが園長に就任する前年に、公園では全国都市緑化フェアが行われ、園内は人と花であふれていました。しかし、イベント終了と同時に花は撤収、彩りがない空間だけが残りました。

「花があれば入園者は増える」と考えましたが、当時、花の購入などに使える予算は無く、園内を花で埋め尽くすのは不可能でした。そこで細谷さんが思いついたのが、地元の民間企業に出資してもらい"花壇"を作ること。

細谷さんの営業努力もあり、多くの企業が協賛。そして「企業花壇」と呼ばれるコーナーが誕生、その花につられるように入園者も増えたのです。

この映像と記事はテレビ東京「カンブリア宮殿」(2019年5月2日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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