和歌山・白浜町にあるアドベンチャーワールドには、平日でも入口に長い行列ができます。
そんな入場時の混雑を緩和し、客の利便性をアップさせるため、顔認証による実証実験が始まりました。
事前に専用ホームページで顔写真やクレジットカード情報などを登録しておくと、当日受付のカメラで顔認証すると、入場チケットがカード決済されるという仕組みです。
アドベンチャーワールドでは顔認証の導入により、客の利便性があがるだけでなく、さまざまなサービスの提供が可能になると考えています。
「シラハマキーテラス ホテルシーモア」では、顔認証を使ったルームキーを導入しました。
白浜館の中田力文社長は「グループ客でもルームキーはひとつ。誰かが鍵を持って部屋を出てしまうと他の人は部屋を開けられないが、顔認証であれば誰でも開けられる」と、顔認証の利便性を語ります。
実験の中心となっているのは地元の空港運営会社です。現在の登録者は100人程度ですが、将来は外国人でも使えるサービスを提供したい考えです。
南紀白浜エアポート誘客・地域活性化室の森重良太室長は「客の目線で街全体がサービスすることが重要」と言います。白浜町では利用者が一度登録すれば、複数の施設で顔認証のサービスを受けられる取り組みをはじめています。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年4月18日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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