良品計画が、世界旗艦店「無印良品 銀座」を2019年4月にオープン。売り場は1階から5階までで、無印良品の店としては世界最大の面積を誇ります。

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中でも最も力を入れているのが、1階にある生鮮食品売り場です。関東近郊を中心に、全国の協力農家から直接仕入れた野菜が並んでいます。生産者が朝採れ野菜を近隣の物流拠点に納品すれば、その日の夕方には銀座の店頭に並びます。

生産者とつながり、食材の旬やおいしい食べ方などの情報を発信する取り組みも積極的に行っています。

「生活雑貨をカバーするために食を拡大するわけではない」と、良品計画の松﨑社長。食品を扱うことで客の来店頻度を高め、今まで来ていなかった客を呼び込むことが狙いだといいます。

食品の売り上げは現在7~8%。2030年までに約30%まで上げることを目標としています。

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地下には、日本で初めてとなる無印良品食堂「MUJI Diner」。

神奈川県の小田原漁港から直送された魚や1頭買いされた宮崎ハーブプレミアム牛など、無印良品が生産者から直接仕入れた食材が並び、料理して提供されます。

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さらに特徴的なのが「MUJI HOTEL GINZA(ムジホテル銀座)」。無印良品が店舗にホテルを併設するのは国内では初めて。ホテルのベッドや寝具、アメニティーグッズは全て無印良品の商品。ホテルで使って気に入れば、ホテルの下にある店舗で買い求めることができます。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年4月2日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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