豪華客船が98日間の世界一周の旅に出航しました。横浜港を出発したこのクルーズはJTBが客船を貸し切ることで、他社のクルーズより4割ほど安い料金を実現したといいます。

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横浜港大桟橋を出航するのは豪華客船「サン・プリンセス」です。全長261m、最大2000人以上が乗り込むことが可能ですが、今回は1500人が参加して、そのうち1350人が世界一周の旅を楽しむといいます。

実は、このクルーズは、JTBが豪華客船を貸し切ることで他社のクルーズに比べ4割ほど安い料金を実現したといいます。それでも最も安いプランで188万円。

客の多くは、時間と金に余裕のある60代から70代のアクティブシニアです。

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今回のツアーは、98日間をかけて、シンガポールやイタリア、アメリカなど20カ国の31都市をめぐるもの。

船内は、1000室以上ある豪華な客室だけでなく、野外シアターやカジノ、日本食が楽しめる複数のレストランもあります。

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乗客の1人は「クルーズは2回目で、前回は1週間行って全然短かったし、すごくいいですよ」と語ります。日本人のクルーズ人口は、右肩上がりで2009年に比べ約2倍にまで伸びています。

ただ、JTBでは、欧米に比べるとまだクルーズ人口は少ないとみていて、今回手掛ける豪華クルーズをきっかけにクルーズ人口を広げたいと考えています。JTBクルーズ部 鈴木章敬部長は「シニアマーケットの拡大はもちろんあるが、すべての世代、特にファミリー世代にも利用してもらえるような気軽なレジャークルーズにしたい」と語ります。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年4月10日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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