サントリーが発表したのは日本で一番売れているミネラルウォーター「天然水」の緑茶飲料「天然水グリンティー」。ストレスフリーでごくごく飲める新感覚の緑茶を実現したというこの商品は、鮮やかなグリーンで今までになかった緑茶飲料だといいます。

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しかしサントリーの緑茶と言えば緑茶飲料の市場3位につけている「伊右衛門」がありますが、今回の「天然水グリーンティー」が加わることで共倒れにならないのでしょうか?

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サントリーの柳井慎一郎常務執行役員は「この商品で狙っているのは非急須世代。この人たちの特徴は緑茶だけを飲んでいるのではなくブレンド茶、麦茶など気分で飲み分けしているお客さんで、ターゲットが違う」と言います。

実際に20~30代の人に普段何を飲んでいるかを聞いたところ、水やジャスミンティーなどが多く、そもそも緑茶をあまり飲まないといいます。

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では、若い世代を狙った新たな緑茶はどのように開発されたのでしょうか。

今回、若者を狙ったお茶をつくるためには、味わいの調整が重要だったといいます。

「通常の緑茶はちょっと苦渋味が強くて、なかなか飲みにくいという人がいるので、低温抽出製法などを用いています」と商品開発部の小林真一さんは言います。温度の高いお湯でお茶をいれる場合、渋味の強い成分が多く出てしまいますが、低温で入れると渋味を抑えることができるのです。

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さらに、特にこだわったのは透明な緑色。今回サントリーでは、酵母エキスを加えることで、いれたての緑茶に近いクリアな緑色を維持できるようにしました。

この済んだ緑色は緑茶飲料市場に新たな風を吹かせることができるのでしょうか

この映像と記事は、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(3月19日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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