早稲田大学ラグビー部では、選手の肉体改造に向け、スマホアプリ「ワンタップスポーツ」が導入されています。

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選手が自分の体脂肪率などの「客観的数値」と、体調などの「主観的情報」を入力すると、コーチのパソコンにデータが集約され、効率的なトレーニングメニューを作成できるのです。早稲田大学ラグビー部の村上貴弘コーチは、このアプリで「けがを防げる」といいます。

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システムを開発したベンチャー企業「ユーフォリア」は、もともとスポーツとは無縁の事業を行っていました。しかし、前ラグビー日本代表のヘッドコーチ、エディー・ジョーンズさんの依頼が転機となり、「肉体改造アプリ」をつくることになったのです。今では1万人以上のトップアスリートが使用しています。

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そして現在、このアプリはビジネスの最前線でも使われるようになりました。ビジネスへの活用で着目したのは、社員の「メンタル=心の状態」です。

会社は社員のメンタルを把握することで、仕事の生産性向上につなげます。ユーフォリアの宮田誠COOは「ビジネスマンも一種のアスリートみたいなもので、大事なプレゼンや商談などそこにピークを合わせていく考えは、スポーツ界から応用できる」と語ります

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年4月8日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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