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端羽:私は熊本出身で、大学で東京に出てきた時に「都会やー!」と思っていたので、周りがみんな同質的かというとそんなに同質的だとは思っていなかったんですよね。

林:たしかに地方出身者は結構多いですね。

瀧口:なるほど、全国から集まっているので。

端羽:瓜生さんみたいに明らかに東京ど真ん中の人もいれば、私みたいな地方出身者もいたりします。あとサークルは学部の友達と違って理系の先輩もいれば文系の先輩もいて。

奥平:たしかに文系理系が交わるイメージはありますよね。

端羽:たまたま私たちは経済学部ですけど。

瀧口:ゼミだと同じ得意分野の人が集まるけれど、サークルだと理系の方も交流があると。今は理系人材の獲得が難しいと言われていますから、そういう意味でもこういった人脈が役に立ってくるんでしょうか。

端羽:でも本当に近い将来の人材獲得と思っているわけではなくて、人脈からビジネスが生まれるのってあくまで結果として生まれているだけだと思うんです。まずはワイワイ話すことが大事で、"現世利益"を求めたらダメな気がするんです。

瀧口:「げんせりやく」?

奥平:ご利益は来世でいいと。

林:なるほど、「現世利益」。びっくりしちゃった、「牧歌的」にもびっくりしたけど。

端羽:漢字苦手だね。帰国子女だからね(笑)。

林:"駅前留学子女"(笑)。

瀧口:なるほど。やはりそういう友達だったり、普通に話しているところから入るからこそ信頼感が生まれたり、何でも話せる関係になるんですね。

端羽:本当にただ飲んでいただけですけどね。

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奥平:先日、東大エッジキャピタルのイベントに林さんがご登壇されていて、そこで印象に残っているのが「採用をすごく絞っていて、ライトパーソンしか採らないようにしている」「間違った人を採るのはリスクが高い」ということでしたが、このネットワークが採用に役に立つことはありますか?伊藤さんの他にもここから採用した人はいるんですか?

林:このネットワークで採用をしようと思っているわけではないんですが、ここからのつながりでご紹介いただいたりするケースはあると思います。特にスタートアップを始める時って能力も大事ですけど、裏切らないということが大事だと思うんです。

端羽:分かる。

林:伊藤が裏切ったら僕は半殺しにしますけどね(笑)。後輩なので。後輩って信用できるじゃないですか。そもそも友達なので。

端羽:良い時だけではなくて悪い時もあって、そういう時も一緒にやっていけるかどうか。

林:そんなに良い時って基本ないんですけどね。スタートアップって悪い時の方が多いので、そういうところも一緒に乗り越えていけるかどうかが大事かなと思います。

端羽:昔から知っている人っていうのは大きいよね。

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瀧口:伊藤さんは実際に入ってみてどうですか?辛いことも多いですか?

端羽:「そうです」って言いにくいね(笑)。

伊藤:そう言われると言いにくいですけど(笑)、でも実際そうですよね。楽しいことばかりじゃないですし、そこをどう乗り越えるかという時にぶつかっても会話ができるのは、昔から知っていて、本質的に信頼しているからですよね。ちゃんとそこを戦わせないと良いものは作れないので、すごく大事だと思います。

瀧口:本音で話せるということですね。