群馬・前橋市にオープンした串カツ田中の新業態店。幹線道路沿いにある「ロードサイド型」の店舗です。

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ほぼすべての店舗を禁煙にしたことで、串カツ田中の客層は大きく変化しました。会社員や男性だけのグループは7%減少しましたが、ファミリー層が7%以上アップしたのです。

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しかし、従来の店舗の内装は、コンクリートの床に背もたれのない丸椅子と、いわゆる「大衆酒場」のままです。

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そこで新店舗では、車で来るファミリー層がくつろげる空間の演出を意識しました。ボックス席や個室を増やしたほか、テレビを見ながらくつろげるファミリールームや化粧室にはおむつの交換台まで。メニューには、酒を飲まない人でも楽しめるように、鶏釜飯などの「ご飯もの」を追加しました。

店舗の広さは、都心の3倍から4倍。ファミリーレストラン型の串カツ酒場を目指します。

ただ、客層がファミリー層中心になったことで、客単価が下がる恐れがあります。この点について、串カツ田中ホールディングスの貫啓二社長は「酒で利益を取ろうという価格設定にはなっていない。その分食事が出ているので気にしない」と話します。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年3月26日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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