銀座の人気和食店「銀座魚勝」。こだわりの食材を使った創作料理の店で、午後5時から深夜までにぎわいを見せます。平日の正午前、店の前には10人ほどの行列ができます。

20190514_business_01.jpg

行列に並ぶ人の目当ては1日30箱限定のいなり寿司。2種類8個入りで1,200円(税込み)。販売してわずか30分で売り切れてしまうことも。

20190514_business_02.jpg

店長の柳橋克彦さんこだわりの油揚げは、一般の油揚げよりも薄く口当たりが良いのが特徴です。そんな油揚げを丁寧に1枚ずつ手作業で鍋に入れ、黒糖やテンサイ糖を使用した特製ダレで煮込みます。

揚げの中身は酢飯・シイタケ・レンコン・ゆず・ゴマなど6種類がたっぷり入っています。

20190514_business_03.jpg

もう1種類は、わさびとサンショウがきいた大人のいなり寿司の「わさび穴子」。いなり寿司の仕込みには3時間以上かかりますが、客単価は夜の5分の1ほど。店長も商売としてならランチ営業をした方が良いと言います。

20190514_business_04.jpg

「商売よりも"奉納"の気持ちを込めた」という柳橋店長。「2015年、銀座に店を構えたが、思うように客足は伸びず従業員も定着しなかった」といいます。その時に知人からのアドバイスを受け、店の裏にある神社に手を合わせ、供え物をすると店の調子は右肩上がりに。その時に、供え物として作ったのが「おいなりさん」。限定で販売すると口コミで人気になったそうです。

人気店になった今でも、毎日の参拝や神社の掃除は欠かさないそうです。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年3月22日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

テレビ東京の経済報道番組とTBSの「がっちりマンデー!!」を"早見"できる「パラビジネス 2分で経済を面白く」は毎日配信中。

(C)テレビ東京