「スタートアップ」が未来を創る――。番組がオフィスに足を運び、話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

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世界でゲーム実況の動画配信市場が拡大している。日本で注目されているのが、ゲーム実況動画を配信する専用アプリを運営するミラティブ。すでに配信ユーザーは100万人を突破。2019年に入って30億円超を新たに調達し、新機能の導入やテレビCMなどで市場拡大を目指している。ゲーム実況を実演してもらいながら、同社の赤川隼一代表取締役に新たな市場の創造に向けた戦略を聞く。

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奥平:もうカメラ回っていますか?

瀧口:MCにも分からないように番組が始まってましたね(笑)。

(ゲーム実況の画面を見ながら)

瀧口:これは?

赤川:コメントしてみてください。

瀧口:どういうコメントをすればいいんでしょうか?

赤川:「こんにちは」とか。

瀧口:こんにちは。

配信者:こんにちは、日経ちゃん。来てくれてありがとうございます。

奥平:返ってきた。

瀧口:すごい。

(音声やテキストで配信者と会話できる)

配信者:今日初めて配信をしているんですけど初心者なのでいろいろ教えてください。

赤川:「このゲーム好きですか?」とか、適当にチャットしてみてください。

配信者:日経ちゃんいま仕事じゃないんですか?あ、グミおばけさんいらっしゃい。ありがとうございます。すごい、今5人の人に見てもらっています。

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奥平:こっちの声は向こうに聞こえてないんですか?

赤川:今は聞こえてないです。聞こえる設定もできますが、今はチャットで飛ばしています。

奥平:基本的に配信の人はしゃべって配信すると。

配信者:お仕事中に見て大丈夫ですか?仕事中なんだ。社会人の方ですか?フリーターさん?

瀧口:秘密です(笑)。

赤川:今しゃべっている人がゲームをやりながら配信します。

奥平:これ、今利用している人はどれくらいいるんですか?

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赤川:彼女みたいにゲームをやりながら配信している人の数が100万人を超えていまして。YouTubeと違って、誰でもライブ配信したり誰でもゲーム実況ができるという文化を作ることを大事にしています。

瀧口:ミラティブはどのようにできたサービスなんですか?

赤川:2015年の8月からやっているので結構長くやっていまして、最初はAndroidをいじっている時に画面をキャプチャーできるAPIが最新のOSからできることを発見しまして。

奥平:Androidいくつの時ですか?

赤川:5.0です。これで実況できるなと思って始めたのが2015年です。最初はAndroidじゃないとゲーム実況できないサービスでした。

奥平:ポイントは、ゲームをやっている時にバックグラウンドで動いているから、ユーザーとしては意識しないで使えると。

赤川:そうですね。ゲーム実況ってその前から日本でもたくさんの人が見ていたんですけど、実況するのがすごくめんどくさくて。例えばスマホのゲームの実況をしているのに必ずパソコンの前にいなくてはいけないし、セッティングもややこしくて大変だったところをスマホだけで簡単にできるというのを最初のコアバリューとして立ち上げました。

奥平:当時はDeNAに所属していて、DeNAの新規事業として始めたわけですね。

赤川:はい。新規事業として僕がやりたいと言って始めたのが2015年です。

奥平:当然会社として新規事業を立ち上げるからには収益計画みたいなものも立てますよね。当時はどんなものを作ったんですか?

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赤川:恥ずかしい話ですが、2014年にTwitch(ツイッチ)というサービスがAmazonに1000億円で買収されていまして、その時のマンスリーのアクティブユーザーが1億人だったんです。Twitchがパソコンゲームとコンソールゲームの実況サービスでそれくらいいっていたので世の中の今後の流れを考えるとモバイルゲームのセレクトの方が確実に増えると。じゃあ2億ユーザーはいけるなというので数年間かけて2億ユーザーになるようなダイナミックなグラフを描いて始めたんですけど、当然その通りにはなかなかいかず。計画上はそういう感じで始めました。