『リッツ』の新商品を発表したモンデリーズ・ジャパンのガネッシュ・カシャップ社長。日本でのナンバーワンを維持するためバラエティーに富んだものを販売すると語りました。
リッツは1971年に日本に上陸したロングセラー商品です。当初、山崎製パンの子会社が日本国内での製造・販売の権利を持っていましたが、モンデリーズはコストの低い地域での生産を始め自社販売に切り替えました。
「リッツ」を失ったヤマザキは後継商品として「ルヴァン」と「ノアール」を開発。モンデリーズに対抗するためには「卸・小売りの協力を得ることが重要」と語るヤマザキビスケットの飯島茂彰社長。流通の強みでモンデリーズに対抗します。
実際にスーパーに取材すると、売り上げはヤマザキビスケットのルヴァンが6に対してモンデリーズのリッツが4。さらにクリスマス時期には特売をかけ7:3や8:2にもなるそうです。
ルヴァンは需要の高まる時期に価格を下げて大量に仕入れができ、小売店は特売をしやすい商品だと言います。
そんな中、モンデリーズが発表した『リッツ』の新商品。それはビクケットではなくスナック菓子でした。「リッツベイクドチップス ソルト&ブラックペッパー」(オープン価格)です。
スナック菓子は油で揚げるのが一般的ですが、新商品は、リッツと同じくオーブンで焼き上げたベイクドチップス。おつまみとして楽しめる濃厚な味付けだといいます。カシャップ社長は、「スナック菓子はとても大きな市場でビスケットよりも大きな市場になる。そして最終的には消費者が選ぶもの」と自信を持って語ります。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年3月18日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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