ランナーあこがれのシューズ、ナイキの「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント」(8万1,000円・税込)。2018年、ケニアのキプチョゲ選手が2時間1分39秒という世界記録を出した時に履いていたシューズと同じモデルです。
足の甲を覆うアッパー部分には3Dプリンターの技術が使われています。従来の繊維と比べて軽く、通気性を高めたのが特徴です。
販売されるのは、わずか31足のみと購入者にとって狭き門。 しかも、購入希望者にはある条件が・・・。
その条件とは、"男性がフルマラソンを3時間以内""女性は3時間半以内"で走る人に限るというものです。そのため、客は大会の記録証と本人確認証を見せなければなりません。
ナイキがこの条件を付けた背景には、転売を防ぎ、本当に必要とするランナーに届けたいという狙いがあるのです。
ランニングシューズやバスケシューズなどのスニーカーは、世界的に投資対象となっています。中には、150万円の値段が付いたスニーカーも!
ナイキは今回の新モデル発売にあたり、さらにもう1つ条件を付けていました。それは、申し込み客を靴のサイズごとにタイム順に並べ、速い人から買えるようにしたのです。
全部で100人以上の購入申し込みがあった今回のシューズ。購入できた人は「正直びっくりした。ちょっと無理かなと思ったが、なんとか滑り込んだ」「もったいないけど使わないと。しっかり履きます」などと話していました。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年3月4日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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