宮城・石巻市にある築50年の空き家を改修してつくられたシェアハウスにはアーティストやクリエイターが集まっています。そのきっかけをつくっている女性起業家がいます。

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シェアハウスをつくりそのきっかけをつくっているのが合同会社「巻組」の代表社員・渡邊享子さん。渡邊さんは東日本大震災の後、1人で移住し2014年に不動産会社・巻組を起業しました。

「地方の町では閉そく感がある、それを壊して新しい発想を生み出す余白を提供したい」と渡邊さんは言います。

石巻では高齢化を背景に空き家問題が深刻化しています。それに拍車をかけたのが2011年の東日本大震災。多くの空き家は一時「みなし仮設」として使用されました。その後、公営住宅の建設が進み「みなし仮設」も2019年には157戸まで減少しました。そして、その「みなし仮設」の多くがそのまま空き家になってしまいました。

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渡邊さんに案内されたのは築60年の空き家。中を見るときれいにリノベーションされています。ただ、地方では空き家の資産価値が低く、解体しても、改修しても採算が取れません。そこでシェアハウスにすることによって新しい運用方法を持ち込み、利益を出しているのです。

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「巻組」はこれまで20軒の空き家を改修し、そのうち7軒を自社で所有します。

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今後は5年間で新たに20軒のシェアハウスをつくる計画です。渡邊さんは「人が住むことで赤字だった空き家が少しでも黒字になり、少しずつ小さな経済を作っていきたい」と話します。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年3月6日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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