寒い季節につい手を伸ばしてしまうのが「焼き芋」。見た目は同じように見える焼き芋ですが、さまざまな食感や風味を楽しめ、銘柄は数百種類に及ぶといいます。愛知県にある焼き芋専門店「丸じゅん」の2018年12月の銘柄別販売量ランキングです。

1位 甘太くん(ねっとり系)
2位 紅天使(ねっとり系)
3位 安納芋(ねっとり系)
4位 シルクスイート(ねっとり系)
5位 紅はるか(ねっとり系)
6位 里むすめ(ホクホク系)
7位 エレガンス葵(ねっとり系)
8位 紅あずま(ホクホク系)
9位 蔓無源氏(ねっとり系)
10位 大栄愛娘(ホクホク系)

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ランキングを集計したのは、年間50以上の銘柄を取り扱う「やきいも丸じゅん」。焼き芋は「ねっとり系」と「ホクホク系」の大きく2つの系統に分類できるそうです。

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第9位の「蔓無源氏(つるなしげんじ)」は100年以上変わらない味わいを持ちますが、一度絶滅の危機に陥りました。それが15年ほど前に焼酎用の原料の芋として復活し、焼き芋としても人気となりました。今も希少な品種でなかなか食べられない芋だそうです。

第6位の「里むすめ」はホクホク系なのにねっとり系のような甘さがあるのが特徴です。徳島県のブランド銘柄「鳴門金時」の中で、品質が最上位のものだけがこの名前を名乗ることが許されるという高品質の芋です。

第3位の「安納芋(あんのういも)」はねっとり系の代表として根強い人気です。第2位の「紅天使(べにてんし)」は糖度50度以上。

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注目の第1位は「甘太くん」。強い甘さでリピーターが多いそうです。味にバラつきがなく品質が安定していて、皮ごと食べられるのが人気の理由です。

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なんと上位5銘柄がねっとり系という結果に。そんな中で、ホクホク系のホープが「仙台金時」です。東日本大震災の復興の助けになればと仙台で栽培が始まったものだといいます。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年1月15日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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