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南:今年の4月で事業が10周年を迎えることになりまして。数名で始めて今は1300人くらい従業員がいるんですが、最初はビズリーチとしてインターネットを使って企業と求職者を結ぶサービス、求職者も相当絞って即戦力人材、主に30代、40代、50代の管理職、専門職、いわゆるホワイトカラーで会社の中で頑張っている方々に特化したもの。そういうお客様とそういう求職者の方々を採用したい企業を結ぶサービスとして始まったわけですが、非常にコンセプトが受けたんですよね。採用に困っている企業様が自らデータベースを探して欲しい人材に声をかけるという、このダイレクト・リクルーティングというビジネスモデルが受けて。

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南:企業様の方から「若手もやってくださいませんか」と言われて。20代や第二新卒と言われるビズリーチでやっていない領域に関しても、企業がスカウトできるようなデータベースを活用した転職プラットフォームを作ってほしいということで生まれたのがキャリトレです。

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南:あとは就職活動をどうするか、どう再定義すればいいのかと考えて、ある意味大学4年生になってからの数ヶ月間で決めるのではなく、大学1年生から卒業するまでの大学生が自分の母校のOBやOGに簡単にインターネットで連絡を取れて、就職相談やキャリアの相談ができるというようなプラットフォームも広がっていたり。

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南:採用後の世界、入社管理というところから、企業に入社して活躍するまでを一つのクラウド上のプラットフォームで、企業の人事に携わる方々が自分の仕事を生産的にできるインターネットのツール、ハーモスを中心とした企業の生産性向上を図るソフトウェアビジネス。これが二つ目の展開です。

瀧口:ヒューマンリソースに関わるところは全般的にやっていかれるということですね。

南:そうですね。これらはお客様が同じだったり、近しかったりしますので。僕が新しい事業を作り続けて感じることは、課題の抽出の重要性。課題を明確にすることが、僕が事業を作る上で一番大切にしていることです。その課題を本質的に解決するためにはどうするか。そして何よりも新しい時代の技術を使うと、どのような解決ができるのかということを常に意識しながら事業を作ってきました。お客様が見えているということで、お客様がどんなことをお悩みになって、どんなところが非効率で非合理で、というところを意識しながら一つ一つの課題解決のビジネスモデルを作っています。

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瀧口:すみません、この「ニクリーチ」というのは何でしょうか。肉ですか?

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南:ほとんどのうちのサービスはそうなんですが、自社でも使っているんですね。ビズリーチの採用プラットフォームも、先ほどお話した企業の生産性を上げるソフトウェアも、全て社内で使っているんです。

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南:ニクリーチはもともと我々の新卒採用、大学生の採用のために作った企画サイトでした。当時我々はまだ50名くらいの会社で、一流大学に行っているような優秀な学生さんからすると、当時はベンチャーもまだ流行っていなかったので、なかなか応募が無かったんです。その時に大学生が何に困っているんだろうと考えて、お腹をすかしているだろう、焼肉を食べたいだろうと仮説を立てまして。焼肉をおごってやるからうちの会社に応募しませんか、という株式会社ビズリーチの新卒採用の企画サイトだったんです。それがニクリーチ。

これがあまりにも反響が大きくて。たくさんの大学生が焼肉食べたいがゆえに登録して応募をしてくれて、実際焼き肉をおごったんです。そうすると周りの会社さんが、面白いからみんなで使おうよということになり、利用企業も増えまして。

奥平:今利用企業数はどのくらいあるんですか?

南:数百社使っているんじゃないでしょうか。

奥平:数百社が肉をおごっていると。

南:お会いするために焼肉を食べながら面談をするということですね。

瀧口:やはりお肉を囲むとカジュアルになったりしますか?

南:ランチで焼肉を食べながらだと本音を話しやすいですよね。OB訪問に近いものです。広告をまいて集めるよりも比較的効率的なんじゃないかと思いますね。

瀧口:これはスタートアップの方たちだけではなくて、他の企業様も使っていると。

南:日本全国、大企業で使っているところもあれば、中小企業で使っているところもあります。アグレッシブに自分たちの会社を知ってもらいたい、知ってもらえれば自分たちの会社に興味を持ってもらえるかもしれないと。これこそがダイレクト・リクルーティングだと思っています。

瀧口:すごいですね。リアルなニーズですよね。

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瀧口:何やらカレーの良い匂いがしてきましたが(笑)。

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瀧口:ということで、カレーを持ってきていただきました。

奥平:どういう展開になるんでしょうか。カレーから(笑)。