会社で意外と時間を取られる備品の手配や手土産の準備など、いわゆる本業以外にやらなければならないことって多いですね。こうした本業以外の業務を代行する「ビジネスコンシェルジュ」が広がりを見せています。


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三菱地所ではこの「ビジネスコンシェルジュ」を導入し、残業を劇的に減らしました。

「ビジネスコンシェルジュ」は手土産の手配からプロジェクターのセッティング、文房具や備品の管理など社員が本業に専念できるよう様々な困りごとを解決してくれます。三菱地所では文具の管理に延べ120時間かかっていた作業時間がゼロなったといいます。

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この「ビジネスコンシェルジュ」を請け負っているのは文具メーカーコクヨのグループ会社コクヨ&パートナーズです。現在60社に同様のサービスを提供しています。コクヨ&パートナーズでは各社に派遣されているコンシェルジュのリーダーを集め、喜んでもらえた実例などを報告し共有。さらにこうした実例を現場のコンシェルジュに細かく伝えています。

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ベテランコンシェルジュが後輩を連れて行ったのは、すでに文房具の整理整頓が解決している会社の一角です。文具の置きやすい場所の作り方や在庫不足がすぐにわかるシステムなど、実際に目でみて学びます。これまで積み重ねてきた解決策をコンシェルジュ全体が共有することで、別の顧客の業務改善にもつながるといいます。

コクヨ&パートナーズの榎本淳一取締役は「オフィスのコンシェルジュが社会的に認知され、今いる300人のメンバーがやりがいを持ってみんなにも認知されるようなポジションを作っていくのが私の役目」と話します。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年1月17日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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