「スタートアップ」が未来を創る――。番組がオフィスに足を運び、話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

2018年10月に老舗ネットの企業エキサイトを買収し注目を浴びたXTech。同年1月の創業ながら、IT業界の再編や起業家育成の取り組みで急速に存在感を高めている。西條晋一CEOは伊藤忠商事やサイバーエージェント、WiLに在籍し、数々の新規事業を立ち上げた経験を持つ。徳島のパソコン少年が事業化兼投資家として飛躍するまでの軌跡を聞く。

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瀧口:西條さん、今日はよろしくお願いします。まずこちらはどういう場所なんでしょうか?

西條:こちらはインキュベーションオフィスになっております。xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)というんですけど、東京建物さんの本社で、八重洲や京橋エリアにベンチャー企業を誘致しようということで、共同で運営している施設になります。

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瀧口:風船が飾られていたり、にぎやかでかわいいですね。

西條:ちょうどうちの会社が1周年ということで、お祝いした時の風船です。

瀧口:まだ1年なんですね。

奥平:私はどちらかというと、いろいろあったのでもう1年という感じがします。おめでとうございます。

西條:ありがとうございます。

瀧口:今日は根掘り葉掘り伺っていきたいと思いますが、この1年いろいろなことがありましたね。

西條:そうですね。特に後半はかなりアクティブに動きましたね。会社もたくさん作りましたし、買収もしましたし。

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奥平:買収といえば、大きな買収が去年世間をざわつかせましたが。

瀧口:エキサイト買収ですね。

奥平:(エキサイトの)社長になられたんですよね。

西條:はい。12月の中旬に。

奥平:名刺ください(笑)。

瀧口:このタイミングですか(笑)。

奥平:以前から存じ上げてるんですが、いろいろな会社の名刺をいただいているので、西條さんの名刺コレクションができそうです。

西條:よろしくお願いします。

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奥平:西條さんはもともと社会人の振り出しは伊藤忠商事ですよね。

西條:そうですね。私が1996年に入社をして、エキサイトが97年にできているんですね。その後アメリカの本社がガタついて、伊藤忠商事が(エキサイトを)一旦全部買収した形です。

瀧口:今回の買収の経緯はどういうものだったんでしょうか。

西條:伊藤忠商事の情報産業部門の方とはたまにお会いするんですが、八重洲のあたりで飲んでいた時にこの話になって、じゃあ僕が行きましょうかということになって。翌日金融機関に話をしたところ、エキサイトって直近業績が落ち込んでいたんですが、結構現金をたくさん持っていたり、有価証券をたくさん持っていたりとバランスシート的にはしっかりした会社だったということがあって、TOBするのであればLBOのローンが付くという話になりました。自分でこういった老舗のネット企業を再建するというのは昔から興味がありましたので、それならやってみようかと。

奥平:XTechという会社を作られたのと、エキサイト買収は時系列としてはどうなんでしょうか。

西條:XTech自体は去年の1月に設立して、基本的にはスタートアップスタジオというコンセプトで、新規事業を次々生み出すということでやっていましたが、新規事業だけではなく当然M&Aも視野に入れていましたので、(エキサイトも)その文脈の中で。思っていたよりサイズ的に大きなものではあったんですが、コンセプト的には面白いかなと。