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瀧口:柴山さんもこちらで運用されていると伺いましたが。

柴山:そうなんです。

奥平:しかも公開されていると。

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柴山:はい。ホームページで公開しています。ここにCEO柴山の運用実績と。

瀧口:本当だ。さりげなく載っていますね。

柴山:会社としての運用実績を公開するというのは割とあると思うんですけど。こんな感じですね。

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瀧口:右肩上がりで着実に。最初の頃は横ばいなんですね。

柴山:そうですね。「長期・積立・分散」をした場合に、やっぱり短期間ではたまたまプラスになったりたまたまマイナスになったりという影響を受けやすいんですね。最初プラスになったりマイナスになったりという時期が続いていて、シミュレーションのグラフでもそうでしたが、だんだん傾きが上がっているじゃないですか。

瀧口:本当ですね。

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柴山:これが「長期・積立・分散」の強さなんです。この赤い点線がゼロ金利で銀行預金で運用した場合なんですけど、ほぼ直線じゃないですか。「長期・積立・分散」で長期間複利で運用していきますと、だんだんカーブの角度が上がっていく。上がるペースが上がっていくんですね。それが私の場合でも最初はなかなか成果が出てこないんですけど、ある程度時間がたって「長期・積立・分散」の効果が出てくるとだんだん安定していきます。それを円建てとドル建てで見ることができると。

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柴山:ちなみにここがブレグジット(イギリスのEU離脱問題)の時期です。結構マイナスにもなってますよね。でも後から振り返ると誤差にすぎなかったなと。あの時金融市場が世界中で混乱して、結構投資の資産運用の方針を変えた方も多かったんですけど、あとから考えると粛々と「長期・積立・分散」をやっていけばよかったと。

奥平:例えばリーマンショック級の不況が来た場合はどうなるんですか?

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柴山:先ほどウェルスナビのシミュレーションで、真ん中のボタンを押すと、もしも今が2008年1月でリーマンショックが9ヶ月後に来たらどうなるかというものを示しているんですね。そうするとこういう形でマイナスになりますが、その後回復するのがわかります。

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奥平:テクノロジ―に対するご自身の素養というのはいかがでしょうか。今までのキャリアを伺っていると、コードを書ける方とはお見受けしないんですが。

瀧口:文系の方なのかなという感じですよね。

奥平:そこはどなたかをパートナーで入れられたのか、どのように会社として知見を蓄積されたんですか?

柴山:ウェルスナビのプロトタイプは、自分でコードを書いて作りました。

瀧口:ご自分で書かれたんですか!それは独学で?

柴山:マッキンゼーを退職した後に渋谷のプログラミング学校に入りまして。そこでイチからプログラミングを勉強してプロトタイプを作って、そのプロトタイプのリンクをベンチャーキャピタルに送りました。それがきっかけで資金調達をしたり、資金調達が日経新聞で報じられてエンジニアの方々が集まってきたりと。

瀧口:(プロトタイプは)どのくらいの時間をかけて作られたんですか?

柴山:プログラミングをゼロから勉強し始めて、5週間目か6週間目にリンクをベンチャーキャピタルに送りました。

瀧口:自分の手で作れるものなんですね。それも1カ月ちょっとで。

柴山:最初から自分で作ろうとも思っていたわけではなくて、エンジニアを採用することができなかったのでやむにやまれず自分で勉強しに行ったというような実態ですね。自分でプログラミングをしよう!って思って行ってたらかっこいいんですけど、誰も手伝ってくれなかったから。当時あるCTOに「柴山さんみたいにいかにも財務省、マッキンゼーみたいな雰囲気だとエンジニアは誰も一緒に働きたいとは思わないですよ」と言われて(苦笑)。エンジニアの方の経験や気持ちも理解したいと思い、本当に追い込まれて行ったという感じです。

瀧口:お姿がかっちりしていらっしゃいますものね。

奥平:スクールに通う時は溶け込めるような格好で行かれたんですか?

柴山:そのCTOにも言われたんですが、「スーツはジーンズの敵だ」と。

瀧口:本当ですか(笑)。

柴山:スーツの人たちがプログラミングとかエンジニアの気持ちを理解せずに、これくらい簡単にできるだろうとかいつまでにこれをやってほしい、とスーツの人たちの感覚で言ってしまうことが日本ではいろんなコンフリクト、衝突を起こしていて。なので私がその言葉を聞いて最初にやったことはユニクロに行ってジーンズを。

奥平:買ったんですか(笑)。なるほど。

瀧口:そこから始めたんですね(笑)。