注文住宅会社のアキュラホームが環境対策として、使い捨ての木材ストローを開発しました。0.15ミリの厚さに薄く削った木材シートをらせん状に巻くことで強度を保ち、木目の模様を生かしています。
改良を重ね、プラスチックストローと同じように柔らかく、優しい口当たりのストローに仕上がりました。木の臭いが気になることもありません。
材料には、2018年7月の西日本豪雨災害で倒れた木や間伐材が使用されています。
まずは、ザ・キャピトルホテル東急(東京・永田町)内のレストラン「ORIGAMI」が導入しました。ザ・キャピトルホテル東急の末吉孝弘総支配人は「肌触りが良くないとか、吸いづらいねとか、いろいろうるさいことを言った」と話すと、アキュラホーム住生活研究所の伊藤圭子所長は「私どもの会社は注文住宅の会社ですので、お客様の意見が一番」と完成にいたった苦労を話しました。
伊藤所長は「ホテルのような付加価値を大事にするところから導入いただき、オリンピックパラリンピックの頃には来日外国人が『日本さすが!』と言って帰ってくれるほどに広めたい」と意気込みを語ります。現在は1本数十円と高価ですが、普及を進めてコストを抑えていきたい考えです。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2018年12月11日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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