リプトンを展開するユニリーバ・ジャパンは、紅茶を提供する「リプトン ティー スタンド」の直営店舗を2018年に札幌・名古屋・博多の3カ所でオープンしました。

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目玉は、果実がたっぷり入った「フルーツインティー」。ストロベリー味とラズベリー味の2種類があり、価格は600円(税込み)です。また、ベースとなる紅茶の味を、定番のブレンドから様々なフレーバーティーまで合計20種類から選べるのも特徴です。

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ユニリーバが店舗の全国展開に乗り出す背景には、家庭で飲む紅茶の消費量を増やしたいという狙いがあります。家庭でお湯を沸かして飲む「手入れ飲料」の紅茶のシェアは、わずか5%ほどで、コーヒーの10分の1以下です。

「紅茶を飲む習慣が根付かない限り、自分でわざわざ手間をかけて作ろうとは思わないだろう。」このような危機感から、紅茶を気軽に飲める店を出店しました。

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ただ、2年前にスターバックスが日本で新たな紅茶ブランドを導入、他の大手コーヒーチェーンなどもフルーツティーなどをすでに展開しています。こうした状況について、ユニリーバの元島陽子さんは「我々は紅茶ブランドなので、圧倒的に出せる味わいというのは確実にある。そこは大きなポイントになると思う」と話します。

ユニリーバは2020年度までに、常設の直営店舗を全国20カ所に増やす計画です。そして、茶葉やティーバックを含むリプトン事業の売り上げを伸ばしたい考えです。

この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2018年11月14日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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