佐賀県のイチゴと言えば「さがほのか」が有名ですが、20年ぶりに新しい品種のイチゴが開発されました。名前は「いちごさん」。

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東京の大田市場で初競りにかけられた「いちごさん」。15粒で1万5,300円の初値がつきました。

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「いちごさん」の最大の特長は濃い甘さとみずみずしさです。味にもましてこだわったのが色と形。「さがほのか」とは違い、切ったときの断面がおいしそうな赤色をしています。

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農家が高齢化し、佐賀県内のイチゴ生産は減りつつあります。この状況を打破するため、新たなヒット商品が必要だったのです。

佐賀県の流通・通商課の金澤さんは「高品質な、ワンランク上のイチゴという取り扱いをしてもらえるようなものを送り込んでいきたい。『さがほのか』は香港などに輸出しているので、いちごさんも輸出していくことになる」と話します。

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神奈川県川崎市の果物店には大田市場で競り落とした「いちごさん」が並んでいました。イチゴの仲卸業者でもある、この店の渡辺さんは、数多くのイチゴを食べてきた経験からも、日本のイチゴは世界一だと太鼓判を押していました。

佐賀県が20年ぶりに開発した「いちごさん」は、世界に日本のイチゴのブランド力をアピールできるでしょうか。

この映像と記事はテレビ東京「ゆうがたサテライト」(2018年12月6日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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