91歳の母親と二人暮らしをしている61歳の男性。今までにたまったものを「生前整理」しようと5年前からフリマアプリの「メルカリ」を利用しています。
「メルカリ」は売りたい物をスマホで写真撮影し、それをネットに載せることで自由にものを販売できるアプリです。この日は十数年前に買ったアンティーク皿5枚を出品。今後も母親が以前ダンスで使用していた自作の衣装や頂き物の人形などを出品していく予定です。
こうした終活や生前整理へのニーズの高まりから、メルカリは60歳以上の利用者限定の座談会を初めて開きました。参加者にメルカリ利用のきっかけを尋ねると...。
「両親が残した遺品や自身のものも、息子や娘に残しても仕方ないので元気なうちに処分したい」という80代の男性。また、家族から「亡くなってモノが出てきても困るから今のうちに処分して」と言われた70歳の男性は「こんなモノ売れるのかなというものが売れているから楽しい」と話します。この男性は総額60万円ほど売っていると言います。
メルカリは、シニア世代の利用は想定外だったと言います。メルカリの久間美咲さんは「終活や生前整理のキーワードでの出品が増えている。大切にしてくれる人に渡したいという気持ちで販売し、楽しんでいる方が多い。」と話します。
この映像と記事は「ゆうがたサテライト」(2018年12月5日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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