雑誌「日経トレンディ」が、2019年のヒット予測100を発表しました。元号が変わり新たな商業施設が続々オープンする2019年は、どんな商品のヒットが予想されるのでしょうか。

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10位 ハリー・ポッター・ウィザーズ・ユナイト
 9位 オキュラスGOとオキュラスクエスト
 8位 ムンク展
 7位 アレクサオート
 6位 渋谷スクランブルスクエア
 5位 ヒプノシスマイク
 4位 日本版アマゾンGO
 3位 誠品生活
 2位 新元号フィーバー
 1位 低価格&高機能カジュアル (ワークマンプラス&デカトロン)

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第8位にランクインしたのがムンク展。2019年1月20日まで開かれていて、世界的名画「叫び」を一目見ようと既に多くの人が訪れています。人気に拍車をかけているのが「叫び」のオマージュとも言えるユニークな関連グッズの数々です。特にポケモンとのコラボ商品は品切れになることもあるといいます。

また、売り場にうずたかく積まれた商品は、その名も「ムーチョの叫び」。箱の中身はおなじみのスナック菓子、カラムーチョ。箱の裏には、控えめに商品パッケージが描かれています。製造している湖池屋の河本さんは「お客様にも喜んでいただいて、嬉しい『叫び』です」と話します。

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第3位の誠品生活は、日本橋に2019年秋完成の「室町テラス」のメインテナントとなる、台湾発の複合商業施設です。台湾でいま大注目の「誠品生活」は、台湾全土に40店以上展開する進化形書店で、書店を中心に雑貨なども販売し、アジア最強書店との評価もあります。

商品は「誠品生活」のバイヤーたちが、台湾各地の小さな工房を巡り、発掘してきたものが中心。その目利き力を生かし、日本人向け商品をセレクトするといいます。さらにガラス工房など、台湾の伝統工芸の体験コーナーを設置する予定です。いわゆる「モノ消費」と「コト消費」の連動をはかる売り場こそ、誠品生活の真骨頂だそうです。

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そして第1位に輝いたのが、日本企業対フランス企業の激突が予想される「低価格&高機能カジュアル」。川崎市に突如できた「ワークマン」の新業態店舗「ワークマンプラス」。低価格で高機能のウエアは、ありそうでなかった市場。女性客も多く詰めかけていて、人気はさらに加速しそうです。

そのワークマンの市場を狙うのがフランスからやってきたデカトロンです。低価格、高機能を武器に展開する、世界最大級のスポーツ用品メーカーです。2019年の春に兵庫県西宮市に1号店をオープンし、今後ワークマンのライバルになる可能性があるといいます。

デカトロンジャパンのギナール・エリック社長は「日本の市場にはとても期待している。多くのスポーツで世界2~3番目に大きい魅力的な市場だ」と話します。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(11月16日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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