国立研究開発法人「産業技術総合研究所」が、世界初のスピーカーを開発しました。オーディオファンの間では昔から有名な薄型スピーカーの原理を応用し、音の出る部分に伸び縮みをする機能を加えました。
こうして完成したのが、世界初の伸び伸びスピーカー「ファブリックスピーカー」です。曲げることも可能な、薄く伸縮性のある布から音が鳴り響きます。
布を伸ばすと音は大きくなり、傾けると小さくなります。伸ばせば音が大きくなるというのは、作ってみて初めて分かったことなのだそうです。
肩部につければその人のみに音が聞こえるようなスピーカーや、きれいな音で異物感がなく、かつ他の人には聞こえにくいという夢のようなスピーカー枕などが生まれる可能性も。産総研はパートナー企業(取材時・募集中)と共に、この技術を活かした商品を開発していく考えです。
※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(10月19日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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