世界的に見ても評価の高い日本のワイン。2018年10月の表示ルールの変更に合わせ、生産者はその対応に追われました。
これまでのルールでは、原材料に海外産のブドウを使っていても、日本国内で製造されていれば「国産ワイン」と表示することができました。しかし、今回適用された新ルールで、今後は100%国産ブドウのものしか「日本ワイン」を名乗れなくなりました。
さらに、ワインの名称に産地名を付ける場合においても新たなルールができました。その土地で収穫されたブドウを85%以上使っていなければ、ワインの名前に産地名をつけることができなくなったのです。
今回のルール変更で、ワインの生産者は商品のラベルを作り変えるなど、対応に迫られました。
一方、消費者は今回の新たな表示ルールをどう見ているのでしょうか。これまで500種類以上のワインを飲んだという愛好家の斎藤さんは今回のルール変更を歓迎しています。「日本製のブドウを使っているように見えたものが、実は海外産の濃縮果汁を使っていたとわかれば値段は下がってくると思う。適正な価格で適正な品質のものが購入できるようになるのではないか」と話します。
※この映像と記事は「ゆうがたサテライト」(10月29日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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